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食の達人コラム

高まる和の酒人気、主戦場はアジア 中国人社長の挑戦 世界で急増!日本酒LOVE(5)

2018/11/30

香港で開催された和酒フェス。右から2番目が楊さん

中国人の楊嘯(ヤンシャオ)さんは日本酒への愛が強く、「日本酒道まっしぐら」の社長だ。楊さんが経営する会社、海琳堂(東京都江東区)は日本国内で日本酒を販売するだけでなく、中国・香港・台湾・ベトナムにも日本酒などを輸出している。現地の酒市場にも変化の波が押し寄せており、日本酒を拡販するチャンスととらえて精力的に活動している。

楊さんは18年前に来日、2013年に酒類の輸出卸や酒類の国内小売りを手がける貿易会社の海琳堂を日本で設立した。17年には東京・門前仲町に日本酒が楽しめるバー「Sake shop&Bar海琳堂」をオープンした。現在は日本酒の啓蒙・普及のため、国内外で様々な日本酒セミナーや酒蔵巡りツアー、「酒豪コン」といった日本酒好きな人たちの出会いの場を生み出すイベントも開催している。

そこで知り合った人々が「Sake shop&Bar海琳堂」に来店することも多く、客の半分はアジア系の外国人客だ。ほとんどがおまかせコースで予約し、料理も酒も予算に応じて店からの提案を楽しむスタイル。日本酒はきき酒セットも用意して飲み比べできるだけでなく、日本酒と料理のペアリングや酒器の販売、海琳堂のオリジナルブランドの日本酒「8th Ocean」の販売も手がけている。

オシャレにデザインした海琳堂の「8th Ocean」

海琳堂で最大の輸出先は中国だ。楊さんは「かつての中国では、日本酒といえば味が薄いのにアルコール度数が高め、香りやうま味は弱い、翌日頭が痛くなる、といった悪い印象が強かった。ですが、今は真逆です」と話す。現在の中国では、大吟醸など華やかな香りの薫酒タイプの日本酒が一般に人気があり、甘めでうま味の深いものや高級感のあるものも出回るようになってきたという。

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