拡大する男性コスメ市場 インスタ映えする肌がほしい

健康・医療関連のPRやコンサルティングを手掛けるジェイアンドティプランニング(東京・渋谷)代表の市川純子氏は「男性にとって美容はかつて『格好良く見られる』ためのファッションの延長で、一部のおしゃれな人のためのものだったが、最近は多くの男性が美容を意識している。インターネットで美容情報を集める男性も多くなっており、男性コスメティックの種類や売り上げはさらに増える」と予想しています。

市川純子・ジェイアンドティプランニング代表「インスタグラムが影響」

男性のスキンケア、ボディーケア、ヘアケア用製品の市場が拡大しています。健康・医療関連のPRやコンサルティングを手掛けるジェイアンドティプランニング(東京・渋谷)代表の市川純子氏に男性美容の変遷を聞きました。

――男性の美容に対する意識はどのように変化してきたのでしょうか。

ジェイアンドティプランニング代表の市川純子氏

「1970年代の男性美容は『みだしなみ』を整えるのが目的で、さっぱりした使用感のあるシャンプーがビジネスマンの人気を集めました。80年代になると、男性美容が若者に広がり、女性にモテるための、見た目重視の傾向が強まります。ファッションの延長としての美容で、一部のおしゃれな人のものでした。90年代にはカリスマ美容師のブームが到来します。ビジュアルバンドもブームになり、髪の色素を抜いたり、メークをしたりする男性も増えます」

――この時期までは男性美容に関心を持つ人は、なお一部とのイメージもあります。

「大きな変化が起きたのが、2000年代です。インターネットが普及して男性美容に関する情報が拡散しました。スキンケアだけでなく紫外線(UV)ケア、ネイルケア、眉カットをする男性も増えています。男性美容雑誌の創刊も相次ぎました。男性が美容に関する情報を積極的に求める時代が到来したといえます」

今こそ始める学び特集
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら
注目記事
今こそ始める学び特集
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら