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キャリアコラム

天才が気持ちよく働く職場に グノシーCEOの経営術 Gunosyの竹谷祐哉CEOに聞く

2018/11/11

かといって、優秀な人材の黒子に甘んじてきただけではない。「何でもこなすことで、複数の業務を並行して器用に進める能力が身に付いた。中途半端な器用さだと上役にうまく使われて終わるが、器用さも一定のレベルを超えれば一つのバリューになる」。組織の中で自分を生かす道を模索する中で、自分の強みを磨き、それがマネジメント力にもつながっているわけだ。

■戦略的にキャリアを描いていく必要

まず自分が何をしたいか、意思を持つことが必要と説く

経営トップに就いたが、「自分が一番になったとは思っていないし、これからも一番になれるとは思わない」と語る。もともと、自分を客観視する性分だという。「自分がどういう位置にいるのか、わかっていなければ、戦略を誤る可能性が高い」。ネガティブ過ぎず、ポジティブ過ぎず、フェアに物事を見つめたいと語る。

社内組織のあり方も同様で、「社員に働いてもらうというよりは、助けてもらっている感覚が強い」と話す。社員に経営課題を解決してもらっているから、経営陣はそれに対する報酬を払う。仕事をやらせるのでなく、やりたくなる仕事を提供する、あるいはやりたくなる環境をつくる。それが労使のフェアな関係ではないかと考える。

ただ、若い社員や入社を志望する学生に対しては「将来のキャリアについて、自分の意思=シナリオを持て」と注文を付けることも忘れない。シナリオが間違っていれば修正できるが、持っていなければ直すこともできないからだ。「何となくみんながそうするから自分もそうする、では幸せな人生は送れない」

転職や起業が当たり前の時代を迎え、キャリアを描く自由度も高まっている。だからこそ、自分を客観的に見つめ、戦略的に強みを磨き、生かす働き方が求められている。竹谷氏の生き方は一つのロールモデルと言えるのかもしれない。

(村上憲一)

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