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景色に温泉も… 冬こそ楽しめるキャンプ場東西10選

NIKKEIプラス1

2018/11/4

西日本1位 伊勢志摩エバーグレイズ(三重県志摩市) 340ポイント
海外のリゾート気分

滞在すれば冬の寒さをしばし忘れさせてくれる。キャンプ場というより上質なアウトドア空間の趣だ。「日本にいながら海外のリゾート施設にいるかのような雰囲気。インスタ映えするスポットが満載」(豊留さん)と評価する専門家が相次いだ。

特に人気なのが、施設や調度の豪華さが売り物の「グランピング」サイトだ。水上デッキに作られたオリジナルテントにはベッドやバスタブを完備。バーベキューも運営側が準備してくれる。接客もホテル並みだ。「調度品は高級ホテルで使用されているものと遜色ない。そのセンスにひかれる」(小林さん)。水辺ではカヌー遊びもできる。ぜひ夕日が沈む頃に乗りたい。

(1)近鉄名古屋駅から特急、普通電車など経由して2時間30分ほど(2)グランピングは大人2人で3万2300円から(3)http://www.everglades.jp/

西日本2位 グリム冒険の森(滋賀県日野町) 280ポイント
アクティビティー充実

一夜を過ごせば森の住民の気分になるかもしれない。テントもコテージサイトも森を満喫できるよう設計され、みんなが寝静まるとグリム童話のキャラクターが登場しそう。年代を問わず楽しめる。

「初心者が最も気になるトイレやシャワー施設が清潔。スーパーも近く、車で30分圏内に温泉もある。冬のキャンプに最適」(上野彩子さん)。「ドラム缶風呂や石窯でのピザ作りなど子どもが喜ぶ」(吉松梓さん)とアクティビティーも評価された。人気のマウンテンバイクのコースで寒さに縮こまった体をほぐしたい。

(1)名神高速竜王ICから40分(2)フリーオートキャンプサイトでテント1張り3500円から(3)http://www.grimm-camp.com/

西日本3位 青川峡キャンピングパーク(三重県いなべ市) 270ポイント
山や清流を身近に

三重県北部、鈴鹿山脈と清流の青川に囲まれたロケーションが魅力だ。「四季を通じて様々な景色を楽しみながら宿泊できる」(山田さん)。これからの季節、川辺のオートキャンプサイトから望む冬支度の山々と、きらきら光る青川の対比が「インスタ映えする」と人気だ。

寒さ対策も入念で「石油ストーブから湯たんぽ、カセットヒーターまでレンタルできる」(五月女真弓さん)。ただ、テントではストーブ使用は避けたい。名古屋や関西からのアクセスも良い。

(1)東名阪自動車道桑名ICから30分(2)オープンサイトはテント1張り3000円から(施設利用料大人1人1000円別途)(3)https://www.aogawa.jp/

西日本4位 大鬼谷(おおぎだに)オートキャンプ場(広島県庄原市) 220ポイント
巨大かまくらに挑戦

広島県内最大規模のキャンプ場で、山間部に立地する。11月中旬から降雪があり、西日本では珍しく雪中キャンプを楽しめる。「積雪量が多く巨大なかまくらを作るイベントが子どもに受ける。そり遊びなど冬のアクティビティーも満喫できる」(清水さん)。場内に男女別の露天風呂、近隣にも低料金の温泉施設がある。澄んだ空に星空が広がる。「雲海を見ることもできる」(五月女さん)

「近くにスーパーがあるが、生鮮食品以外は場内の売店でほぼ購入できる。コルク抜き、缶切りなどのレンタルはうれしい」(関さん)

(1)中国自動車道庄原ICから40分(2)テント1張り3800円から(3)http://www.ogidani.co.jp/

西日本5位 大佐山(おおさやま)オートキャンプ場(岡山県新見市) 200ポイント
高級テントをお試し

冬季を含め、四季のアクティビティーを積極的に企画。「洞窟体験やパラグライダー、スノーピクニックまで子どもが喜ぶ企画が目白押し」(吉松さん)。オートキャンプサイトはペット可、トレーラー用などきめ細かい。

「初心者には常設テントサイトがお薦め」(小林さん)。とんがり帽子のような形で、買えば15万~30万円ほど。設置が楽で水や泥、風に強い。キャンパー憧れのテントのお試し宿泊もここならでは。雪は例年12月から。

(1)中国自動車道新見ICから30分(2)常設テントサイトは9180円から。ほかに施設管理料が大人1人108円加算(3)http://0380.jp/

◇  ◇  ◇

ランキングの見方 数字は選者の評価を点数化。施設名(所在地)。(1)交通手段(2)1泊の料金例(税込み)(3)施設のウェブサイト。写真は東日本2位が岡村享則、西日本1位と2位が尾城徹雄、ほかは各施設の提供。

調査の方法 専門家の協力で、初心者が冬場でも楽しめ、通年営業しているキャンプ場を全国から24施設リストアップ。専門家に「星空が美しいなど景観を楽しめる」「寒さを和らげる温泉など入浴施設が充実している」「イベントが多彩で子どもが飽きない」「公共交通機関を利用しても比較的便利。自家用車で行っても高速道路のインターチェンジ(IC)から近い」などを評価基準としてランキングしてもらい集計。東日本、西日本でそれぞれ5位ずつ振り分けた。

今週の専門家 上野彩子(温泉情報誌「ゆこゆこ」編集長)▽牛島義之(アウトドアライター)▽小林希(JTBガイアレック サン&サン事業部SIT企画開発課企画担当課長)▽佐久間亮介(アウトドアライター)▽清水聖児(編集プロダクションのフィネス社長)▽関隆嗣(アウトドア研修プログラム講師)▽五月女真弓(日本キャンプ協会)▽高瀬宏樹(日本キャンプ協会公認キャンプディレクター)▽豊留雄二(自然遊びクラブ代表)▽山田敏也(キャンプ用品販売の合同会社エアロスミス代表執行社員)▽吉松梓(新潟医療福祉大学健康科学部講師)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2018年11月3日付]

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