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デザインが魅力のiPhone XR カメラ機能にも満足

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NIKKEI STYLE

この秋、iPhoneの新モデルは3機種が発表され、先に上位版のiPhone XSとiPhone XS Maxが販売された。次いで発売されたiPhone XRのレビューをお届けする。

iPhone XRの最大の特徴は、デザインとカラーだ。全6色のラインナップが用意されている。最近ここまでの色をそろえたモデルはなかなか見かけない。しかも、ボディーサイドなどあらゆる部分の色を変えているのだ。

iPhone XSシリーズに比べると、カジュアルで親しみやすい印象を受けるが、決して格安モデルではない。価格は、64GBモデルでも8万4800円だ(アップルが販売するSIMフリーモデルの税抜き価格、以下同)。確かに、最も安い製品でも11万2800円するiPhone XSに比べると安い。だが、値下げして5万800円から購入できるようになったiPhone 7と比べると3万円以上高い。アップルは安価な新モデルを出すのではなく、型落ちの製品を廉価モデルと位置づけている。OSのサポートが長いので、型落ちモデルでも最新の機能が使えるのだ。また、2年前の高級モデルであり質感もよい。最初から廉価モデルとして作られたスマートフォン(スマホ)よりもはるかに価値がある。

つまり、iPhone XRは、廉価モデルではなくiPhone XSシリーズが高すぎて買えない、あるいは買いたくないユーザーのための製品ではないと考えるのが正解だろう。

アルミとガラスの高級ボディー

背面はガラスで、ボディーサイドのフレーム部分はアルミニウムを採用している。ガラスは、つややかで美しくキズにも強い。なんと、7層の着色で美しい色を出しているという。アルミは宇宙産業レベルという強い素材で、酸化皮膜処理によって色を付けられている。注目したいのは、アルミ部分に入っているバンドの色まで本体カラーに合わせられていることだ。バンド部分は、よくみるとガラスとの境目を細く回り込んでいる。この樹脂によって隙間がまったく感じられない美しい仕上げを実現しているのだ。

iPhone XRの本体は、非常に質感の良い高級モデルで、手にした人が必ず満足するはずだ。そのうえで、好みの色を選択できる。廉価モデルではなくファッショナブルなスマホなのだ。

ディスプレーの差は大きい

iPhone XRも、iPhone XSと同様に4方向の額縁を削り込んだデザインを採用している。だが、iPhone XSシリーズに比べるとフチが若干太く、黒いバンドのように見える。単体で使っていると気にならないのだが、両者を並べると違いは明確だ。

iPhone XSシリーズは、液晶ではなく有機ELを採用する。625カンデラと非常に明るく美しいディスプレーで、現時点のスマホの中で飛び抜けている。

対して、iPhone XRのディスプレーは従来同様の液晶だ。液晶が悪いわけではないし、明るさも同様に625カンデラと素晴らしく明るい。だがしかし、スペックを見て驚かされるのは、解像度が1792×828ドットでしかないことだ。これは、フルHDの1920×1080ドットより低く、3万円クラスのAndroidスマホにも負けている。

では、解像度が低いと何がマイナスなのだろうか? おそらく、詳しい知識のない人が単体で見ていてもさほど違いはわからないだろう。

だが、写真やWebページなどを表示して、iPhone XS Max(2688×1242ドット)と見比べるとくっきり感が違う。特にWebページの文字を読む機会が多い人には、間違いなくiPhone XSシリーズのほうがおすすめだ。

カメラはシングルだが大満足

iPhone XRはシングルカメラを採用している。最近は、3万円クラスのスマホでもダブルカメラが当たり前で、3つのカメラを持つモデルさえ見かけるので、かなり劣るように思えるかもしれない。

しかし、撮影してみると画質は文句なしで、iPhone XS Maxと比べても画質はほとんど同じだと思ってよいだろう。ここでは、違うポイントを中心に説明していこう。

iPhone XSシリーズでは、2つ目のカメラが2倍ズームで利用できる。一般的なスマホのカメラのズームは、デジタルズームと呼ばれるもので、画面を拡大しているだけだ。つまり、写真の一部を切り取って大きく表示しているので画像が荒れてしまう。それに対して、iPhone XSシリーズの2倍ズームは、光学ズームなので専用のレンズを用意して撮影できるのだ。実際に撮影した2倍の写真を比べてもあまり差はわからないかもしれない。だが、iPhone XSの2倍ズームで撮影した写真は拡大してもさほど画像が荒れないのだが、iPhone XRの写真はすぐに荒れる。加えて、iPhone XSシリーズは最大10倍までのズームが可能だが、iPhone XRは5倍程度のズームしかできない。この差は結構大きい。

また、iPhone XRも背景をぼかす撮影に対応するが、基本的には人物しか対応できない。公園で動物のキャラクターっぽい遊具を撮影しようと試みたが、「誰も検出できませんでした」というメッセージが表示されてて撮れなかった。iPhone XSシリーズは、人だけでなく料理やペットなど、様々な被写体の背景をぼかせる。カメラ機能にはだいぶ差があるのだ。

性能や機能はほぼ同様だ

iPhone XRは最新の高級モデルなので、基本機能や処理速度はiPhone XSとほとんど変わらない。どちらもおサイフケータイに対応し、独自のTrueDepthカメラによる高速な顔認証ができる。また、チップも最新のA12 Bionicが採用されている。ただし、ストレージの仕様が異なり、iPhone XRは64、128、256GBなのに対し、iPhone XSは64、256、512GBとなっている。

どちらを選ぶか迷っている方には、iPhone XSシリーズを推奨する。ディスプレーの差はとても大きく、また、ズームに強く、様々な被写体で背景をぼかせるカメラも魅力的だ。価格差は確かにあるのだが、3年、4年と長く使うことを考えると満足度でiPhone XSシリーズが勝っている。

ただし、iPhone XRシリーズにはデザインの魅力がある。自分のセンスに合わせて、カラーを選びたい方にはお薦めだ。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

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