8万~10万円の最上位モデルは指名買いがほとんどだが、5万~7万円台のモデルは予算や機能をじっくり比較検討したうえで購入する人が多いという。製品ごとに人気の理由を見ていこう。

大火力とカスタム機能が人気の象印マホービン
一番人気は、象印マホービンの「炎舞炊き」(NW-KA10)。鉄仕込みの内釜「豪炎かまど釜」と底部に配置した3つのIHにより、高温かつ複雑な対流で炊飯できる同社の最上位モデルだ。さらに、炊き上がりの「かたさ」や「粘り」などの感想をインプットすることで、より好みにあった炊き方にカスタムできる「わが家炊き」が評価されているという。

「このモデルは問い合わせが非常に多くて、かなり注目されていることを実感しています。とにかく大火力で、お焦げも楽しみたいという人には、土鍋かコレをおすすめするほどです。そのうえでわが家炊きなどのカスタム機能が充実しているので、おいしさをとことん追求できるところが人気ですね」

お米の魅力を引き出すパナソニック
2位はパナソニックの最上位モデル「Wおどり炊き」(SR-VSX108)。銘柄による炊き分け機能に加え、米の鮮度をセンサーで検知して最適な炊き方に調整したり、米本来のうま味を引き出す浸水法を採用したりと、さまざまな新機能を盛り込んでいる。
「これまでは、もちもちだったり軟らかだったりする炊き方が得意なシリーズでしたが、このモデルはシャッキリや硬めの炊き方でも高く評価されています。旧世代から大幅に進化していて、注目度が高いです」