服は胸のサイズで選びたい アパレルブランド起業秘話

日経ウーマンオンライン

2018/10/29
胸のサイズで服を選ぶアパレルブランド「HEART CLOSET」を立ち上げた黒澤美寿希さん
胸のサイズで服を選ぶアパレルブランド「HEART CLOSET」を立ち上げた黒澤美寿希さん
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女性の「悩み」を解消してくれる商品やサービスは、どのようにして生まれたのでしょうか。胸のサイズで服を選ぶアパレルブランド「HEART CLOSET」(ハートクローゼット)。2015年に「122」を起業し、同ブランドを立ち上げた黒澤美寿希さんに、胸の大きい人が抱える悩みや、ブランドをスタートさせたきっかけなどを伺いました。

胸のサイズが合わなくて、オシャレを楽しめる服がない

女性同士であっても、同じ立場でないと共有しづらい悩みはあります。「胸が大きい」という悩みも、そのうちの一つではないでしょうか。

例えば、友人が大きな胸のことで真剣に悩んでいたとしても、自分が「胸の大きい女性は魅力的」という価値観を持っていれば、悪気なく「羨ましい!」という反応をしてしまうことがあるかもしれません。しかし悩んでいる本人にしてみれば、こうした「理解されづらさ」に直面することで、さらに悩みを深くしてしまうこともあるはずです。

オリジナルの型紙のほか、立体裁断による生地の加工、隠しボタンやアジャスターなどの機能性ギミックを追加した(画像提供:HEART CLOSET)

胸のサイズで服を選ぶアパレルブランド「ハートクローゼット」を立ち上げた黒澤美寿希さんも、「胸が大きいことで似合う服がなかなか見つからない」という悩みを抱えてきた一人。まずは、胸が大きいことによって生じる悩みについて、詳しく聞いてみました。

「私は現在Iカップですが、以前から服選びには苦労してきました。というのも、洋服のサイズはS・M・Lの3サイズ展開が多いと思いますが、実はどのサイズであっても、胸の大きさは『Bカップ』を基準にして作られていることがほとんどなんです。

でも、これってよく考えたら不思議だと思いませんか? 女性は体がMサイズでも、胸はAカップの方もいればGカップの方もいます。ブラジャー自体は細かくサイズ展開されているのに、洋服に関しては、ほとんどBカップが基準になっているんです。

そのため、基準となっているBカップから離れれば離れるほど、『体のサイズは合っているのに、胸のサイズが合わない』という状態になります。私の場合も、このブランドを立ち上げるまでは、合うサイズの洋服がなくて困っていました。

オシャレをしたくても、できない。自由に選べる服がない。胸が大きい女性は、常にこうした悩みを抱えているんです」

◆黒澤さんの<欲しいをカタチに>ストーリー◆

<悩み>
・胸のサイズが合わず、おしゃれを楽しめる服に出会えない。サイズの合わない服は周囲から誤解を生むことも……。
<決意>
・胸を隠すための服ではなく、オシャレを楽しむための服が着たい。「無いなら、自分で作ろう」と決意
<現在>
・起業の不安はなし。でも、第三者に分かりやすく伝えることの難しさを感じることも。
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周囲からの「誤解」で、さらに悩みが深くなっていく