仕事と家庭との両立で意識していること

――今回演じた法子は、キャリアウーマンでありながら、おいとの生活を両立させるために苦労する女性でしたが、竹内さんが仕事と家庭を両立するうえで欠かせないものを教えてください。

竹内:両立という意味では、やはり誰かがサポートしてくれるというのはとてもありがたいことだなと感じています。今回、法子が悟を引き取ったのにはある思いがあったからですが、法子はまっしぐらなタイプ。だからこそ、「そこまで思い詰めちゃダメ!」と私が引っ張りながら演じていたと思います。

――ご自身も両立させるうえで、難しさを感じる瞬間はありますか?

竹内:正直言って、「猫の手も借りたい!」と思うときもありますよね(笑)。特に最初のころは、「自分でなんでも完璧にこなせなければ母親失格だ」みたいに周りから見られるのではと、自分で自分にプレッシャーをかけていた部分があったんです。でも、「これではいけない」と思ったときに家族や友人、マネジャーなど、周りの人が手を貸してくれようとしていることに気が付きました。「無理なものは無理!」と認めれば人の手も借りやすいですよね。だから、私はいろんな人の手を借りて両立させています。

年齢とともに変わっていく仕事への思い

――女優デビューしてからすでに20年以上がたちますが、10代、20代、30代と仕事への向き合い方に変化は感じていますか? 

竹内:10代のときは共演者の方や周りが大人ばかりだったので、「何でもひとりでできる大人に早くなりたい」という思いが強かったですね。そのあと20代になったら、呼び捨てやちゃん付けだったのが、「竹内さん」「結子さん」と呼ばれるように。周囲の大人たちが急に自分に対する態度を変えてきたことに怖さもあり、心が揺らぐこともありました。ただ、30代に入ったら、そういうのを越えて、普通に大人としてみなさんが扱ってくださるようになったので、そこに対しては迷ったりすることなく、自分がしたいことに素直になればいいんだと思えるようになりました。

次のページ
笑顔でいることが輝き続ける秘訣