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悩み・人脈… 上場企業女性役員に聞く仕事のリアル 上場企業女性役員調査(下)

2018/10/23

まだ少ない女性の役員たち。ロールモデル不在の人も多い。どのような課題を抱え、どういう人脈を活用しているのか。日本経済新聞社が上場企業の女性役員に実施した調査で仕事に役立つ人脈を尋ねると「役員同士の交流」が68%でトップ。同業他社だけでなく他業種などで働く同様の立場の人との交流も4割前後で、企業の枠を超えたネットワーキングが進んでいる。

合宿で話し合うNPO法人J-WinのExecutiveネットワークのメンバーら(東京都港区)=一部画像処理しています

日本経済新聞社が上場企業に実施した調査(594社が回答)で、執行役員を含め今年1~8月に就任した女性役員がいる企業は115社。うち24社は「株式公開以降、女性役員の誕生は初めて」と答えた。

上場企業の女性役員ら(執行役員を含む154人が回答)に今の悩みや不安(複数回答)を聞くと、トップ2は「業務上の課題や経営に関すること」(47.4%)と「社員の育成に関すること」(35.1%)。これら経営に直結する悩みに続くのが、3位の「自身のスキルや職務経験に関すること」(33.1%)。さらに「リーダーシップの発揮に関すること」(20.8%)も6位と、スキルに関するものが上位だった。

「これらは男性役員では挙がらない悩み」と話すのは、資生堂の元副社長で現在はキリンホールディングスと住友商事などの社外取締役を務める岩田喜美枝さん(71)。「これまで多くの企業は女性社員の育成に力を入れてこなかった。このため、女性の役員は男性より経験の幅が狭くなりがちで、それが自信のなさにつながっている」とみる。

一方「女性であることで不要な注目を浴びがち」(22.1%)という女性特有の悩みも5位に。岩田さんは「注目は女性活躍に対する社会や企業の期待の反映」と指摘。「活躍する女性の社会的使命と受け入れ、自身の影響力拡大につなげてほしい」と強調する。

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