カリスマ書店員が選ぶ 働く女性に寄り添う17冊

日経ウーマン

【仕事の不安がなくなる5冊】足りない経験は本で積む!

今年4月、東京・池袋にビジネス書専門の書店、天狼院書店「Esola池袋店」STYLE for Bizがオープン! 棚の選書をするだけでなく、イベントなども企画する女性店長の木村保絵さんに、仕事の悩みに効く本を厳選してもらいました。

『暗闇でも走る 発達障害・うつ・ひきこもりだった僕が不登校・中退者の進学塾をつくった理由』

『暗闇でも走る 発達障害・うつ・ひきこもりだった僕が不登校・中退者の進学塾をつくった理由』安田祐輔著 1400円/講談社

◎雇用の不安、病気で休職、etc.すでに困難に直面中です…→人生は何度やり直してもいい! そんな気持ちになれる

「著者の安田さん自身、いじめや発達障害、うつなどで、何度も挫折を経験。社会人になったばかりの、失敗を恐れているお客様におすすめすることが多い1冊です。失敗することで強くなるし、その経験を重ねることで新しい挑戦への原動力になると教えられました」(選者の天狼院書店 木村さん)

『ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論』

『ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論』松波晴人著、平田智彦デザインプロデュース 1700円/講談社

◎今よりもっとやりがいのある仕事がしたい!→置かれた場所で新しい価値を生み出す人になる

「新しい価値を発想し、それを組織の中で実現するための実践的メソッド『フォーサイト・クリエイション』を、物語で解説。転職や独立などをしなくても、今いる場所で、まだやれることがある。小さなイノベーションの起こし方を、ストーリー仕立てで学べます」(選者の天狼院書店 木村さん)

『成果につながる! 仕事と時間の「仕組み術」』

『成果につながる!仕事と時間の「仕組み術」』野呂エイシロウ著 1500円/明日香出版社

◎仕事と家庭とをうまく両立させる自信がない…→時間の使い方で“追われてる感”から解放される

「時間術なのですが、予定を書き込むときに、何のためにやるのかまで書くなど、自分の時間に意味を持たせていくやり方がユニーク。時間の使い方がうまくなるだけでなく、家事と育児の両立で忙しく過ぎていく毎日のなかに成長を見いだせ、前向きになれます」(選者の天狼院書店 木村さん)

『変化できる人 人は誰でも、何歳でも変わることができる』

『変化できる人人は誰でも、何歳でも変わることができる』赤羽雄二著 1400円/ぴあ

◎自分の仕事は、いつかAIに取って代わられてしまうかも…→時代に合わせて“必要とされる人”になる方法

「書店で開催するイベントでビジネス書の著者の方に会いますが、『人間の仕事がAIに取って代わられる』と言う人はいません。赤羽さんもそのひとり。柔軟に変化し、物事を決断できる“変化できる人”になることができたら、時代の変化も怖くなくなります」(選者の天狼院書店 木村さん)

『ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法』

『ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法』スコット・ソネンシェイン著、三木俊哉訳 1800円/海と月社

◎管理職に抜擢(ばってき)! でも、チームをまとめられるか不安…→“今あるパワー”を生かす方法を学ぶ

「今の時代の管理職は、予算がない、人が足りないなかで成果を求められるため、プレッシャーを感じる人が多い。この本は、今あるモノを最大限に生かして問題を解決するための方法論が書かれたもの。創意工夫の事例にワクワクしながら、徐々に覚悟ができてきます」(選者の天狼院書店 木村さん)
<話題の書店員Interview> 天狼院書店「Esola池袋店」STYLE for Biz店長 木村保絵さん
悩んだら本に答えを求めて書店の棚の前に立ちます

天狼院書店「Esola池袋店」STYLE for Biz店長 木村保絵さん
木村保絵さんは大学卒業後、NPO活動や地方創生事業に従事したが、「30歳過ぎてもきちんとした社会人経験を積めていない感覚がありました」と振り返る。「足りないスキルを“経験”できるビジネス書を読み、自信や希望を失わないように、自らを奮い立たせていました」。
「『自分がサービスを作り出せる人間になれば、好きなことが天職になる』という考えに刺激を受け、天狼院書店の文章講座を受講。それが、本に関わる仕事に出合うきっかけに」
今でも、迷ったら書店の本棚の前に。「表紙を眺めていると、訴えかけてくる本が見つかる。その本は、必ず悩みに答えてくれるんです」。


ビジネス書の専門店として4月にオープン。ビジネスパーソンに有益な情報を提供する場として、イベントや読書会などの“体験”にも力を入れる
天狼院書店「Esola池袋店」STYLE for Biz
住所/東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2階
電話/03-6914-0167
営業時間/10時30分~21時30分
定休日/Esola池袋に準じる

(ライター 工藤花衣=東京・土井裕美=大阪、写真 小野さやか=東京・太田未来子=大阪)

[日経ウーマン 2018年9月号の記事を再構成]

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