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「ゾゾスーツ」は21世紀の広告 顧客と深くつながる ZOZOコミュニケーションデザイン室長 田端信太郎氏

2018/10/17

ZOZOコミュニケーションデザイン室長の田端信太郎氏

衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO(ゾゾ、旧スタートトゥデイ)の前沢友作社長は、月周回旅行を申し込んだり、プロ野球参入に意欲を見せたりと話題の多い経営者だ。その前沢氏が「無料でばらまきまくる」と宣言した体のサイズを測るボディースーツ「ゾゾスーツ」の配布数は100万を大きく超え、これを核とするプライベートブランド(PB)戦略が本格始動した。PB展開に向け、前沢氏が招いたのがLINEの上席執行役員を務めた田端信太郎氏だ。コミュニケーションデザイン室長を務める田端氏にZOZOのブランド戦略と広告の今後を聞いた。

■オーダーメードを「民主化」

――LINEの広告事業のトップで、ネットで発信力を持つインフルエンサーとしても知られる田端さんの転職は話題になりました。どういう経緯だったのですか。

「LINEの広告事業を通じ、顧客であるZOZOとは付き合いがありました。2017年の秋ごろ、前沢社長から『PBをやるにあたって、今までの会社のブランディングやマーケティングを変えていかないといけないと思っている。一緒にやりませんか』と声がかかりました」

スマートフォンで撮影し、体形を計測できるゾゾスーツ

「まだPBの具体的な情報が出ていない段階でしたが、3回ほどお会いしたところで、ゾゾスーツを見せられました。『これを世界中に配って体のサイズを測り、それぞれの人に合った服を低価格で販売しようと思っている』と言われ、一瞬で『なるほど!』と納得したのを覚えています」

――ゾゾスーツにどんな可能性を感じたのですか。

「今、私が着ているPBのTシャツは1200円です。服のオーダーメードは高級というイメージがありますが、技術を通じてそれを民主化していくというビジョンです。前沢社長自身、背が低いので、服を買ったり試着したりするのは必ずしも愉快な体験ではなかったと、よく言っています。そういう個人的な問題意識から出発し、普遍的な悩みや課題のど真ん中にボールを投げる話だと思いました。ニーズは地球上の70億人にあるのです」

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