(1)髪が濡れている状態では、髪全体に大ざっぱに温風を当てる
 
(2)同じ位置に温風を当て続けるのはNG。髪や地肌が熱くならないようにドライヤーをコマメに動かそう。
 
(3)髪の内側を乾かす際には、根元から5~6センチ離れた場所を狙って温風を当てれば、効率よく乾かせる。髪がそれほど長くない場合も、根元と毛先を外して乾かそう。
 
(4)7~8分目まで乾かしたら、温風から送風に切り替えて仕上げの乾燥に入れば、髪が傷みにくい
根元や毛先を外して乾かすと効率が良い。写真はイメージ=(c)Boris-Ryaposov-123RF

特に(3)には驚いた。正直、ドライヤーを使うとしても、毛髪の根元を乾かすことが大切なのだと思いこんでいたからだ。

―小野さん「根元と毛先は外して乾かしてください。根元と毛先に温風を当てると、そこだけしか乾きませんから。髪の長い人なら、根元から5~6センチ離れたところを狙って熱を当てれば、毛髪はもちろん、根元も毛先も同時に効率よく乾かすことができるんです。根元や毛先の乾燥し過ぎも防げます」

この要領で7~8分目ほど温風で乾かしてから温度を落として送風にすれば、髪がある程度温まっているので風だけでも乾きやすく、必要以上に乾かし過ぎて髪を傷めることもないという。

早速、トライ。驚くことに、本当に「根元と毛先はずし+送風仕上げの乾かし方」は効率が良い。ものの1分でほぼ乾いた。ツヤ感のあるきれいなサロン風仕上がりで大満足だ。これなら五味院長が指摘していた、髪が傷んで頭臭リスクを高めるような事態も防げそうだ。

―五味院長「髪が傷むと臭いは付着しやすくなります。そうなるとブラッシングだけでは臭いはとれず、洗髪でしかとれない。臭いをとろうと洗髪をし過ぎて今度は頭皮の臭いを招く…といったように、毛髪の傷みから頭臭スパイラルに陥る人も大勢います。頭臭を防ぐには、まずは髪の乾かし方から気を付けて髪を傷めないことが大切です」

キューティクルをいたわる生活をすることは、頭臭予防になるばかりかツヤ感のある美しい髪も実現する。人と会う際に最初に視界に飛び込むのが、髪と顔だ。男女を問わずパサパサで元気のない髪は、その人の印象を下げる。視覚面、嗅覚面ともに好感度を上げるためにも、「髪の乾かし方」にも気を使おう!…と、自分自身に言い聞かせた(苦笑)

<「頭臭スパイラルに陥らないための「髪の乾かし方」5つのルール>
 
(1)髪の毛は「頭のガラス」。傷つけないようにしよう
 髪の毛を傷めるほど、臭い分子が吸着しやすくなり、髪のツヤも損なわれる。傷めないようにすることが、悪臭対策と美髪対策につながる。

(2)髪の毛が濡れているときには、摩擦はNG
 髪を乾かす前に髪をタオルで包むように挟み、摩擦を起こさないように押すことで水分を吸い取ろう。

(3)ドライヤーの温風は同じ位置にとどめないように当てる
 髪や地肌が熱くならないようにドライヤーをこまめに動かそう。

(4)髪の毛が乾きかけたら、熱はNG。送風で乾かす
 乾いた髪は熱に弱い。熱風で傷めないように、7~8分目まで乾かしたら送風に切り替えよう。

(5)髪の毛を効率よく乾かすコツは「根元から5~6センチを狙って乾かす」こと
 根元と毛先に直接温風を当てると、そこしか乾かず効率が悪いので避けよう。根元と毛先の間、髪の毛が長いなら根元から5~6センチ離れた場所を狙って温風を当てれば、根元も毛先も同時に効率よく乾かせる。
五味常明さん
 五味クリニック院長。1949年生まれ。昭和大学医学部卒業。昭和大学病院形成外科、多摩病院精神科勤務などを経て、84年より現職。体臭・多汗研究所所長。流通経済大学スポーツ健康科学部客員教授。著書に「気になる口臭・体臭・加齢臭」(旬報社)、「なぜ一流の男は匂いまでマネジメントするのか?」(かんき出版)など。
結城未来
 エッセイスト・フリーアナウンサー。テレビ番組の司会やリポーターとして活躍。一方でインテリアコーディネーター、照明コンサルタント、色彩コーディネーターなどの資格を生かし、灯りナビゲーター、健康ジャーナリストとして講演会や執筆活動を実施している。

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