懐かしさたっぷりの英国二大アウターが今、再注目されている。しかし、懐かしいだけにどう着たものかと悩む方は少なくないはず。そこで、M.E.はダッフルとキルティングコートの“今”な着こなし方を研究。すると、それぞれに法則が見えてきた。
ダッフルコートは…ドレスな綿スラで大人に着る
今年主流のダッフルは、身幅にゆとりをもたせたクラシックシルエット。’80年代後半~’90年代前半のものに近いバランスだ。扱いを誤ると子どもっぽく見えてしまいそうだが、実は着こなしは簡単。ドレス仕立ての綿スラックスを合わせるだけでいい。これで自然と大人な下地ができ、ダッフルも野暮に見えないのだ。
■MACKINTOSH LONDON/マッキントッシュ ロンドン
膝までくるクラシック丈のダッフルコート。ウール80%+ナイロン20%のメルトン生地はしっかりハリがあり、シャープなシルエットを描く。ステッチも非常に精密かつ細やかで、端正さを後押し。デザインは伝統的だが、素材や縫製で巧みにモダナイズが施されている。フードの立体感も美しい。 10万6000円(SANYO SHOKAI)
■TOMORROW LAND/トゥモローランド
フードを省いて襟を付けた変化形ダッフル。ボルドーの色みが美しい素材はブークレ調のウールで、ニットのような肌触りだ。高級感ある水牛トグルも魅力的。留め具をセンターからずらしたデザインも着用時のアクセントに。 4万8000円(トゥモローランド)
■HEVO/イーヴォ
上2つだけボタン留め、その下はトグルという変則的デザインが特徴。ミニマルなデザインだが、身頃外側に隠しポケットが2つ、内側にも2つのジップポケットが装備され、さりげなく機能的な一着だ。 8万8000円(トヨダトレーディング プレスルーム)