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九州 味めぐり

焼き方や薬味、肉1枚1枚ごと指定 福岡の焼き肉店 焼肉すどう春吉

日経新聞西部夕刊

2018/10/11

 タンには塩とレモン、カルビならタレをたっぷりと――。そんな焼き肉の王道には目もくれない。提供する肉の一枚一枚にこだわりの薬味と食べ方があるからだ。例えば牛の舌のつけ根にあたる「タン元」は、焼いた白ネギを粉末にした特製薬味を合わせる。さっぱりとした肉のうまみがほのかなネギの甘さで絶妙に引き立つ。ハラミには少量のネギと大葉を乗せ薫製しょうゆをほんの少し。こちらは濃厚な脂の甘みを感じつつ、上品な和の香りも鼻を抜ける逸品だ。

イラスト・広野司

 きめ細かな食べ方を提案できるのはテーブルごとにスタッフが付き、目の前で肉を焼くため。「薬味だけでなく焼き加減も味わってほしい」と店長の須藤悦男さん。上質な肉はさっと焼くだけのイメージもあるが、焼き色をしっかりつけた方がうまみが増す場合もあるという。ほかでは味わえない薬味や食べ方は、東京の高級焼肉店で7年修業した須藤さんが自ら考案した。

 店は福岡市中央区の中洲・春吉、飲食店ビルの1階。それぞれのテーブルは黒いカーテンで仕切られ半個室の落ち着いた雰囲気。熊本市に本店もあるが、中洲では接待利用もできるよう工夫した。

 おすすめは「上焼肉コース」(1万円、税別)。仕入れにもこだわり、肉の部位や品種は日ごとに少しずつ違うという。

(柏木凌真)

 〈やきにくすどうはるよし〉福岡市中央区春吉3の11の19パノラマスクエア博多1階 電話092・287・8015

九州 味めぐり」では食べ歩きが大好きな地元在住のライターや日経記者が見つけた九州・沖縄のとっておきの味を紹介します。

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