日経トレンディネット

自分のアカウントを知られてしまう理由

LINEはこちらが許可しなくても、相手があなたのアカウントを友だちに追加するとトークを送ることができます。相手はあなたのアカウントを以下のような方法で見つけます。

(1)電話番号で追加した

LINEは電話番号でつながるため、ランダムに数字を並べて電話番号を作ればアカウントを探すことができます。

(2)QRコードで追加した

LINEのアカウントにはURLが割り振られています。それをQRコードにしてつながることができますが、この画像が何らかの形で流出すると知らないアカウントに追加されてしまいます。

(3)ID検索で追加した

LINEのIDは英数字で作成します。流出したID、もしくはランダムに作成したIDで追加することができます。

(4)同じグループに参加しているアカウントを追加した

友だちではないアカウント同士でもグループに参加できるため、そこでアカウントを知られると勝手に追加されてしまうことがあります。もし同じグループに他のスパムアカウントがいて、そのアカウントがまたグループを作ると、あなたのアカウントはどんどん広まることになります。

(5)連絡先をシェアされた

トークの「連絡先」機能を使うと、その人がつながっている友だちのアカウントをシェアすることができます。あなたの友だちのアカウントが乗っ取られた場合、あなたを含む友だち全員のアカウントがスパム業者に知られることになります。

「グループ招待でのトーク」は知らないアカウントとグループを作られる
あるスパムアカウントには「知り合いかも」に理由が表示されていない

LINEの「友だち」画面には、「知り合いかも」という、まだつながっていないLINEアカウントを紹介する機能があります。ここには、上記のような方法であなたのLINEアカウントを勝手に追加したアカウントが表示されます。アカウント名の横に、追加された理由が表示されるのですが、「同じグループに参加しているアカウントを追加した」「連絡先をシェアされた」といった場合には理由が表示されません。

あるアダルトサイトの勧誘を行うアカウントは、この理由が表示されていなかったため、おそらくその2つのどちらかでアカウントを追加し、トークを送ったことが分かります。冒頭でお話しした、娘に迷惑LINEを送ったアカウントも同じ方法だったことが考えられます。

迷惑LINEを受け取らないためには

知らないアカウントからLINEが送られてくるのは迷惑ですよね。そこで、できる限り被害に遭わないように対策を取りましょう。