夫が亡くなると「遺族厚生年金」が支給される場合も
前ページの試算条件で会社員夫婦(それぞれが厚生年金加入)だと、世帯の年金額は月28.6万円にもなるが、夫に先立たれると、原則、自分の年金だけで暮らしていかなければならなくなる。ただし、夫が会社員で妻が専業主婦やフリーランスなどの場合は、夫が亡くなると「遺族厚生年金」が支給され、妻の年金と合わせると、単身でも会社員並みの年金が受け取れるようになる。
年金だけでは月4万~5万円の赤字が現実
定年後は月11万円の年金で月16万円の生活費が平均
平均的な高齢者世帯の家計簿。持ち家率が高いので住居費がほとんどかかっていないが、それでも単身で月15.5万円はかかっている。現在の高齢者でも、公的年金だけでは赤字になる。

30代でも1割以上が老後資金1000万円を準備済み
民間のアンケート調査によると、「老後資金を全く貯めていない」という女性が一番多い。年代が上がると、まとまった老後資金を準備している女性も増えてくる。