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ファッション

時代映すランジェリー セクシーと快適さは共存できる 仏オーバドゥ副社長に聞く

2018/10/6

ブランド創設60周年を記念して、東京都内でイベントを開催。ブランドの歴史などについて話したオーバドゥのマルティナ・ブラウン副社長

胸を形よく見せるといった機能性重視の時代から、締め付け感のないワイヤレスブラへ――。日本の下着市場はファッション同様、カジュアル化が進んでいるようにみえる。こうした流れは世界的な潮流なのか。創設60周年を迎えたフランスの高級ランジェリーブランド「オーバドゥ」の副社長、マルティナ・ブラウンさんに、ランジェリーへのニーズの変化、世界各国の意識の違いについて聞いた。

■ランジェリーへの意識が高いフランス

――女性の社会進出は下着革命を促してきました。今はどんな変化が表れていますか。

「20世紀初頭のデザイナーであるポワレやシャネルのスタイル、あるいはウーマンリブ。これらが、コルセットやガーターベルトから女性を解放しました。ランジェリーには時代の動きが反映されるものです。ここ20年間は一つの転換期ともいえるでしょう。女性の一段の社会進出にともない、メーカーはより快適であることにフォーカスしたものづくりをするようになったのです」

――日本では、胸のボリュームをアップさせる、ヒップを持ち上げるといった機能をうたう商品よりも、ソフトカップ付きブラトップなどカジュアルな下着が目立ちます。

「日本の店頭を見ると明らかに、締め付けないワイヤレスブラの存在感が高まっています。いま求められる下着のキーワードは『柔らかさ』です。ブラジャーは約30のパーツから作られていますが、それぞれの素材が進化しています。大きなトレンドではストラップが非常に柔らかいものに変わっていること。また、自然なノンワイヤの三角ブラであるブラレットも人気です。背中のホックをなくしたものなどナチュラルブラがマーケットに十分浸透しています。オーバドゥのDNAであるセクシーさと、イノベーションを駆使した快適さを共存させた商品が求められています」

オーバドゥの商品はレースや刺しゅうを施した魅惑的なデザインが特徴。ギフト需要も多い

――フランスでランジェリーブランドが発展した背景には何があるのでしょうか。

「ヨーロッパでランジェリーに対する意識が一番高いのがフランスです。フランスの女性はスポーツやエステで女らしい体をつくるよりも、ランジェリーで自身をラッピングすることで自分の体を女らしく見せる、という感覚を持ってきたからでしょう。男性からパートナーの女性へ下着を贈るという習慣も根付いています。1958年に創業したオーバドゥは繊細なレースや刺しゅう、独特なカラーリングで、女性と男性の魅惑的な関係を意識させるものづくりが特徴です」

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