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20代女性「カワイイ」のツボ ビッグデータで解剖

日経ウーマンオンライン

2018/10/1

■世代で異なる「透明飲料」への反応

ちなみにもう1点、昨年から話題になっている「透明飲料」の購買動向についても、世代別に見てみましょう。20代女性と、30代・40代女性とでは、明らかに動向が異なります。

サントリー天然水 PREMIUM MORNING TEA ミルク 550ml

代表的な下記の四つの透明飲料の売上個数を比較すると、20代女性だけ異なる反応が見て取れます。

(1)サントリー天然水 PREMIUM MORNING TEA ミルク(2017年9月26日発売)

(2)奥大山のブルーベリーヨーグリーナ&サントリー天然水(2018年3月6日発売)

(3)サントリー天然水 PREMIUM MORNING TEA 白桃(2018年5月8日発売)

(4)コカ・コーラ クリア(2018年6月11日発売)

■30代と40代は同種の新商品が出る度に反応

30代女性 1店舗当たりの透明飲料 売上個数(True Data調べ、調査期間2017年8月1日~2018年7月8日、店舗:ドラッグストア、対象:30代女性)
40代女性 1店舗当たりの透明飲料 売上個数(True Data調べ、調査期間2017年8月1日~2018年7月8日、店舗:ドラッグストア、対象:40代女性)

 まず30代と40代は、それぞれの商品が出たタイミングで、どの商品も同じくらい売上個数が伸びています。このことから、30代と40代の女性は、「同じ透明飲料というカテゴリーの商品であっても、新商品が出れば興味を持って購入する」という傾向があることが分かります。

■20代女性は自分のアンテナ重視で「類似商品」には反応しない

20代女性 1店舗当たりの透明飲料 売上個数(True Data調べ、調査期間2017年8月1日~2018年7月8日、店舗:ドラッグストア、対象:20代女性)

一方20代の女性は、新商品が発売されても、徐々に売上個数が伸びなくなってきています。つまり、「同じ透明飲料というカテゴリーの商品であれば、出始めの頃よりも関心を示さなくなる」という傾向があることが見て取れます。

 このことから、20代は単純に「新しいものや話題になっているものが好き」というわけではなく、「自分たちのアンテナに引っかかる商品を選んで購入している」と推測できます。

■「ビッグデータ」を企画開発やアイデア構築に役立てる

アイスやお菓子だけでなく、雑貨にまで範囲を広げている「チョコミント」や、レトロコスメとして人気の「オイデルミン(N)」などを見ると、20代女性の心をつかむのは、自分たちの感性に合う「かわいいもの」なのかもしれません。そしてその「かわいさ」を、SNSを通じて友人たちと共有できるというところも、彼女たちを引きつけているポイントといえるのではないでしょうか。

「企画」や「開発」「販売促進」などの業務を担当している人にとって、ユーザーのニーズを把握することは、大切な仕事のうちの一つ。今回読み解いたのは、「ID-POSデータ」から得られるほんの一部の情報ですが、ID-POSデータをはじめとする「ビッグデータ」からは、その他にもさまざまな情報を分析することができます。

今、世間ではどんなものが求められているのか。綿密に調査・分析したいとき、「ビッグデータ」が役立ちます。

【データ提供】True Data
全国のドラッグストアやスーパーマーケットなどの「ID-POS」(消費者購買情報)を統計化した、日本最大級のデータベース「True Data」を運用。市場のリアルな購買行動が分かるマーケティング情報を提供しています。

(ライター 青野梢、データ提供 True Data:データ抽出日:2018年7月31日、商品写真 スタジオキャスパー)

[nikkei WOMAN Online 2018年8月22日付記事を再構成]

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