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食の達人コラム

中華やフレンチとペアリング 台湾の「日本酒伝道師」 世界で急増!日本酒LOVE(3)

2018/9/28

日本酒セミナーで熱心に解説をするマイケル・オウさん(中)

親日家が多い台湾では、日本のテレビ番組も現地チャンネルで毎日見られるほど日本文化が浸透している。そんな台湾で日本酒のさらなる普及に力を入れている人がいる。台湾・日本酒業界の巨匠とも言われるマイケル・オウさんだ。

マイケルさんは台湾で飲食店や日本酒専門店などを経営している料理人で、日本酒の輸入業やセミナー・イベント事業も手がける。

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が認定する日本酒・焼酎をテイスティングする資格「酒匠(さかしょう)」や、ワイン&スピリッツ・エデュケーション・トラスト (WSET) の日本酒の試験「Level3」、日本ソムリエ協会の「sake diploma」といった専門性の高い酒関連の資格を複数取得している。これらの資格を網羅するのは、日本人でもごくわずかだ。

なぜ台湾人のマイケルさんが日本酒の魅力に取りつかれたのか。

もともとニュージーランドで日本料理店の料理人として働いていたマイケルさん。マイケルさん以外は全て日本人で、独学で日本語と英語を学んだという。

マイケルさんの和食店で一番人気の日本酒は「一滴入魂」だという

台湾に戻って、今から11年前に「Hanabi」という日本酒と釜飯の店を台北に開業した。店のオーナー兼料理人として、日本酒の種類や料理とのペアリングなどを勉強するうちに日本酒の世界にのめり込んでいった。

「日本酒は奥深くて、本当に面白い。台湾の消費者はもちろん、飲食店を運営する同業者にも、もっと日本酒を広めたいんです」と熱く語るマイケルさん。現在は月1回、日本文化好きの台湾人や、ワインも日本酒も好きという人に日本酒セミナーを開催している。

マイケルさんはSSIの日本酒講師の資格を持っているので、これまでビギナー向けの資格「日本酒ナビゲーター」を台湾で約1700人認定した。さらに台湾SSIの認定校でも教えており、飲食関係者などに「きき酒師」の資格を約400人認定。台湾での日本酒普及に欠かせない存在となっている。

マイケルさんの活躍の場は台湾にとどまらない。時間がある限り、日本各地の蔵元も訪れる。上海には日本酒を専門に教える教室「OuSake Institute」を立ち上げて、2カ月に1度日本酒セミナーを開催している。

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