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しょうがギョーザ・サラダシーチキン ヒット食品予測

日経トレンディ

2018/9/29

「バイヤーズグランプリ」各部門の入賞商品
日経トレンディ

 加工食品や冷凍食品に求めるものが「時短・簡便」という時代は終わった。見事な「羽根」付きギョーザがテクいらずで作れる「しょうがギョーザ」、牛乳の買い置きいらずの「まるごとミルクのクリームシチュー」……ここまでできる!という感動を提供する食品が続々と現れている。日本アクセスがまとめた「バイヤーズグランプリ」(文末参照)の入賞商品から、日経トレンディ編集部が選んだ注目商品を紹介する。

バイヤーズグランプリの冷凍食品部門

■失敗なく「羽根」部分を作れる感動、ショウガ味が加わる

【冷凍食品1位】「しょうがギョーザ」(味の素冷凍食品)

 冷凍ギョーザ売り上げ首位の味の素冷凍食品が、1972年の発売以来初めて、メイン商品のニンニク味以外の姉妹品として投入するのが「しょうがギョーザ」だ。

 2012年に発売した油・水なしで焼けるタイプが大ヒット。そして昨今のギョーザブーム、さらには17年に商品を自ら調理して食べられる期間限定店「ギョーザステーション」を営業して話題にした効果もあり、近年の売り上げは右肩上がりの好調ぶり。

個々のギョーザの裏面には水、油、羽根のもとが凍結して固着

 女性を中心に人気のショウガを利かせた新味を投入し、既存商品にプラスオンした売り上げ拡大を狙う。

 ベースとなるギョーザも大幅に改良した。目指したのは「毎日でも食べたくなるギョーザ」だ。アンケートやグループインタビュー、試食などで得られたデータを独自に分析。「理想のギョーザには、肉や野菜の量、皮の厚みなどに黄金バランスがあることがわかった。薄皮にして、あんの肉汁やうまみが口中に広がりやすくするなど改良を施した」(味の素冷凍食品)。

フライパンに並べて中火で熱するだけ。羽根が濃い茶色になるのが完成のサインで、羽根付きギョーザがいとも簡単にできた

 焼き面に薄く貼り付く「羽根」もより見栄えよくできるように進化。個々のギョーザの底面に、小麦粉などを原料とする羽根のもとが付いており、焼くときにこれが隙間なく薄く広がるように改良された。

 何度か焼いてみたが、手順を守って焼く限り、例外なくパリパリの羽根を作ることができた。「ユーザーの焼き方を実際に観察したところ、ばらつきがあることがわかった。そこでパッケージで焼き方を、イラストではなく写真でわかりやすく伝えるようにした」(同)。実際に食べてみると、パリパリの羽根の食感や肉汁の濃厚な味が印象的で、しかも一つ一つが軽く、いくつでも食べられる。

 家族のメインのおかずにできるように、同社では初の大容量パックとして、36個入りの「みんなわいわいギョーザ36」も発売。「従来品の購買者は、小人数世帯のシニア層の割合が多い。冷凍ギョーザを使っていないファミリー層を狙うには、夕飯のメインのおかずとなる量が必要だと考えた」(同)。トップランナーによる本気の改良が、アンチ冷凍派も取り込みそうだ。

薄い羽根と焼き面はパリッとした食感で、あんはショウガの風味がしっかり効き、肉がジューシー。飽きずに完食できた

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