新iPhone登場でスマホ見直し 携帯会社に3つの選択格安SIM最前線

iPhoneの新型が登場したタイミングでスマホの買い替えを考えている人も多いだろう。今、知っておくべき基礎知識を解説する。写真はiPhoneの新機種「XS」(左)と「XS Max」=ロイター
iPhoneの新型が登場したタイミングでスマホの買い替えを考えている人も多いだろう。今、知っておくべき基礎知識を解説する。写真はiPhoneの新機種「XS」(左)と「XS Max」=ロイター

新iPhoneが9月21日から発売される。iPhoneの新型が登場するこの時期は、年度末と並び、スマートフォン(スマホ)の買い替えを検討する人が多い季節。現在使っているスマホを、iPhoneの新型が出たときに購入した人にとって、いわゆる「2年縛り」が終わる時期がやってくるからだ。

携帯キャリアの3勢力とは?

9月21日に発売されるiPhone XSは、最も安いモデルでも12万円を超える。この機会に、iPhoneから安価なスマホへ乗り換えようと考える人も多いだろう。より通信費を抑えたいなら、携帯電話キャリア(携帯電話会社)の変更も視野に入ってくる。自分に合ったキャリアを選べば、今よりも通信費が節約できたり、快適な通信環境が得られたりする。

携帯キャリア変更を考えるとき、まず把握しておきたいのは、どんな種類があるか。「大手キャリアと格安スマホのどちらにするか」と考えている人が多いだろうが、実は現在の携帯キャリアは大きく以下の3グループに分けられる。それぞれの得意不得意を知ることが賢い乗り換えにつながる。

【1】大手携帯キャリア
【2】仮想移動体通信事業者(MVNO)
【3】サブブランド

1の大手携帯キャリアは、ドコモ、au、ソフトバンクの3社のこと。2のMVNOは、大手携帯キャリアのネットワークを借りて「格安SIM」を提供する携帯キャリアのことだ。

3のサブブランドとは、大手携帯キャリアやそのグループ会社が、メインブランドよりも安い月額料金で提供している携帯電話サービスのことを指す。ソフトバンクの「ワイモバイル」や、KDDIのグループ会社UQコミュニケーションズの「UQモバイル」がこれに該当する。

これら3グループには、それぞれメリットとデメリットがある。1つずつ見ていこう。

現在の携帯キャリアは3つのグループに分けられる。それぞれの特徴は?

大手携帯キャリア/安心して使える総合力

大手携帯キャリアのメリットは、総合力の高さだ。

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MVNO/価格を抑え個性で勝負