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ベストバランスのスーツを探せ 好感を持たれる勝負服

MEN’S EX

2018/9/14

MEN'S EX

スーツは人前に出る際の“社交の装い”だから「どんな人からも好感を持って迎えられる」ことが大切である。強い趣味性や洒脱さは、ともすると相手に壁を感じさせる。勝負スーツといえども、まずは親しみやすく見えないとイミがないのだ。




[ ベストバランススーツ #1 ]どんな場所、どんな相手でも好感を持たれやすいスーツが欲しい。

上:シャツ2万5900円/エリコ フォルミコラ(シップス 銀座店) タイ3万円/アット ヴァンヌッチ(ドレステリア 銀座店) チーフ4000円/フェアファクス(フェアファクスコレクティブ) 靴18万円/ジョンロブ(ジョンロブ ジャパン) 時計50万円/グランドセイコー(セイコーウオッチお客様相談室) 下:ニット3万1000円/ジョン スメドレー(ビームス ハウス 丸の内) メガネ4万2000円/アイヴァン7285(アイヴァン 7285 トウキョウ) 鞄15万5000円/ヴァレクストラ(ヴァレクストラ・ジャパン) 靴9万5000円/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー)

■LARDINI/ラルディーニのネイビースーツ(上)、トラベルセットアップ(下)

誰でも魅力的に見せる万能ブランドといえばコレ

伊の中部アンコーナで創業し、南部ゆかりの職人技で都会(=北部)的な服を生む“イタリア系バランススーツの代表格”がこちら。ナチュラルで丸い作り、8.5cm前後と程よい太さのラペル、適度に現代的なカッティングで、年代や体格を問わず、整った見映えをもたらしてくれる。上はスーパーソフトタイプの3B。背抜きで副資材も少ない軽快仕様だが、胸や首周りは端整なラインを描く。ポリエステル54%+ウール44%+ポリウレタン2%でストレッチ&撥水性を備えたトラベルセットアップ(下)タイプの充実も光る。上:14万9000円(ストラスブルゴ) 下:12万8000円(エディフィス 丸の内)

オールマイティーに“気が利いてる”のが、人気の理由です。

1.ブランドの象徴であるブートニエールは、着用者を明るく社交的に見せる傑作アイコン。2.トラベルセットアップは背面シャーリングで、かつパッカブル。インポートとは思えない、徹底した多機能が光る。3.肩や胸はパッドを用いず、丸くコンパクト。己を誇張して見せない、クリーン&スマートなシルエットだ。

スーツの“勝利”とは信頼を勝ち取ることだ

当然だが、私たちはスーツを着てショーに出るわけではない。目的は周りの人と打ち解け、円滑な信頼関係を築くこと。着るだけで「信用に足る、きちんとした人」と思ってもらえるのがスーツ最大の恩恵なのだから、その存在感は「ほどほど」がいいのである。

身体に合っていて、身綺麗に見える丁寧な作りであることは大事だ。しかし仕立てのムードが全面に出たり、見るからに高級だったり、ブランドの主張やトレンド感が強すぎる服は人と場を選ぶ。どんな人からも好感を得るには、各要素が程よく優れ、極端でない“オール4”的ベーシックスーツのほうが良い場合もあるのである。実際、写真のラルディーニのように何年も安定した人気を誇るブランドは、そうしたバランスの良さを必ず備えているもの。仕事にまつわるコミュニケーションをスマートにこなしたいなら、このタイプを持っておけば世代やシーンを超えて、長く活躍してくれるだろう。

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