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ヒットを狙え

使い込んだタオルの弾力が復活 部屋干しでもカラッと ヒットアラート

日経トレンディ

2018/9/23

ライオン「トップ ハレタ!」(左から詰め替え用特大、詰め替え用、ボトル入り)
日経トレンディ

 注目の新製品をピックアップ、市場性や開発者の声などから、日経トレンディ記者が大胆に「ヒット予報」をする。今回取り上げたのは、ライオンの新しい液体洗剤「トップ ハレタ!」。部屋干しでも生乾きのいやな臭いを防ぐという。

◇  ◇  ◇

ライオン「トップ ハレタ!」
●実勢価格/ボトル入り400円前後、詰め替え用310円前後、詰め替え用特大820円前後(すべて税込み) 
●用途/綿・麻・合成繊維の洗濯用 
●標準使用量/30リットルにつき12.5グラム 
●容量/ボトル入り425グラム(34回分)、詰め替え用350グラム(28回分)、詰め替え用特大900グラム(72回分)※1回の洗濯水量が30リットルの場合
●香り/サニーフローラル

 「生乾きのイヤな臭いを防ぐ」ための部屋干し用洗剤を展開していたライオンが、「繊維立ち上げ」という全く新しいアプローチの液体洗剤「トップ ハレタ!」を2018年8月29日に発売した。

 そもそも部屋干しで洗濯物がごわついてしまうのは、風による繊維の動きや熱による繊維内の空気膨張がなく、繊維同士がくっついたまま乾いてしまうから。ハレタ!は、ヘアケア用品などの素材から発想を得て繊維を立ち上げる新成分を開発。部屋干しでも外干ししたかのような、いつでもカラッとした乾き具合とふっくらした仕上がりを目指した。

左は従来洗剤、右はハレタ!で3回洗濯し、部屋干し乾燥させたタオルの断面写真。左に比べ、右は繊維が立ち上がり、空間がある

 「寒いときは洗濯物を冷たく感じ、まだ湿っていると錯覚してしまうが、ハレタ!の繊維立ち上げによって、手に触れる繊維の面積が小さくなるとそういったことも減る」(同社)。

 実際に試してみたところ、使い込んだタオルにも弾力が生まれ、まるで新品に戻ったかのようだった。吸水力も申し分なく、ハレタ!で洗濯したバスタオルは気持ちよく使えた。従来との差が歴然で、今まで使っていた洗剤から乗り換える価値がある。

左側は従来洗剤、右側はハレタ!で3回洗濯したタオル片。両方とも柔軟剤を併用し、部屋干しした。繊維に空間があるハレタ!で洗濯したほうが水を多く吸えるため、吸水速度が速いことが分かる

 部屋干しの問題を解決するハレタ!で、洗濯は天候に左右されなくなり、どんな条件でも仕上がりに差が生じなくなりそうだ。共働きで忙しく、外干しを普段できない家庭はもちろん、「晴れたら洗濯物を干さなきゃ!」と考える主婦のストレス解消を目指す。

ヒット予報
 柔軟剤市場が盛り上がる一方、縮小傾向にあったという洗剤市場。洗浄力などではなく「洗い上がりの触り心地」というアプローチは、洗剤の新しい選択肢になる。使えばすぐに従来洗剤との差が分かる点が魅力だ。

[日経トレンディ2018年10月号の記事を再構成]

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