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小沢コージのちょっといいクルマ

今やベンツの4番 Cクラス、若者や女性を狙う理由

2018/9/10

小沢コージ氏が欧州で行われた試乗会で、メルセデス・ベンツのブリッタ・ゼーガー取締役に直撃した

 2017年の世界販売台数が228万9344台と過去最高を記録したメルセデス・ベンツ。その成功の裏側には、従来のイメージにとらわれない戦略があった。「時代は変わった」という同社の女性取締役に、小沢コージ氏が話を聞いた。

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■メルセデスの中核となったCクラス

 2016年にBMWグループを抜き、プレミアムブランド世界販売台数No.1となったメルセデス・ベンツ。17年には世界最大の市場、中国でも長年君臨していたアウディを抜いてトップになり、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。秘密は何なのか? 今やその屋台骨ともいえる、かつてのコンパクトメルセデス、「Cクラス」の欧州マイナーチェンジ試乗会で、マーケティング&セールス担当の取締役を直撃した。

小沢コージ(以下、小沢) 目下プレミアムセグメントで大躍進中のメルセデスの成功の理由を知りたいのですが、1カ月前に新型「Aクラス」の試乗会に行って印象的だったのが、今や「Aクラスの顧客の6割が他ブランドからの乗り換えで、しかもそのうち7割の客が次もメルセデスに乗り換えている」ということ。それは、すごいことじゃないですか? そこまで見事にAクラスがメルセデス・ブランドの「切り込み隊長」役になっているとは知りませんでした。

ブリッタ・ゼーガー(以下、ゼーガー) 市場にもよりますが、Aクラスは確かにラグジュアリーブランドとしてのメルセデスの良い入り口になっています。製品そのものの良さと、クルマがもたらすライフスタイルにより、多くの若い顧客や女性ユーザーをひきつけることができているんです。

小沢 そんな中、「Cクラス」はどのような役割を担っているんでしょうか。かつて日本では「小ベンツ」とも呼ばれたコンパクトセダンですが。

ゼーガー 中国市場においてはCクラスオーナーの85%が40歳未満の若い顧客で占められていて、北米ではオーナーの4割が女性です。かたや他市場ではコンパクトハッチバックの「CLA」が若い層や女性たちをひきつけています。

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