デジタル遺品はネット投資に注意 放置で損失拡大もデジタル遺品相続トラブル(下)

日経PC21

日常の買い物はその場で済むが、ネットでのオークションやショッピングは死後も継続し、遺族を困らせることがある(イラスト:森マサコ)

オンライン取引といえば、忘れがちなのがオークションやフリマサービスだ。購入したものが死後に届いて驚くくらいならまだよいが、売ったのに未発送の商品があれば問題だ。

商品を売買するウェブサービスでは、アカウントの継承はできず、売買で得たポイントなどは消滅するのが一般的。アカウントは閉じるしかないが、取引中だとそれすらできない。遺族を困らせないためには、使用中のサービス名くらいは書き残して、事務局に相談するよう指示しておこう。

オークション、フリーマーケットなどのサービスでは、アカウントの相続はできないのが一般的だ。「メルカリ」の場合、取引中は退会手続きもできず、退会すれば保有ポイントはすべて消滅する。遺族としては、事務局に連絡することしかできない
メルカリでは、事務局への連絡はメールで行う。取引中の商品がなければ退会できるが、キャンセル手続きなどで時間がかかることもある

エンディングノートは「紙」が一番

中身が見えないだけに、放置されがちなデジタル機器。伝えたいことは、やはり紙に残すのが一番だ。特にスマホは、業者でもロック解除が難しいので、パスワードは必ず書き残そう。投資や有料サービスなど、解約が必要なサービスもリストアップしておこう。「日本デジタル終活協会」では、デジタル終活の方法やエンディングノートの書き方を教えてくれる。

デジタル遺品相続トラブル
デジタル遺品 ファイルのパスワードが家族混乱招く
デジタル遺品はネット投資に注意 放置で損失拡大も

(ライター 鈴木眞里子) 

[日経PC21 2018年10月号掲載記事を再構成]

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