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鈴木ともみの気になるハナシ

戸田恵梨香さん 演技を高めた「量質転化」の努力

2018/8/31

2018年夏のエンタメ界を席巻した作品の一つとして挙げられるのが、人気ドラマを映画化した『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』。興行収入はすでに70億円を突破しました。その登場人物の中でも特に私がひきつけられたのは、産婦人科を専門とするフライトドクター・緋山美帆子を演じる戸田恵梨香さんです。

■緋山先生の足跡と演技力の向上

(イラスト:川崎タカオ)

映画は、17年夏に放送されたドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- THE THIRD SEASON』を受けて、その3ヵ月後を描いています。

緋山先生の足跡を追っていくと、08年に放送された新人フェロー時代である1stシーズンでの描かれ方は、とても気が強く、人一倍プライドが高くて思い上がった発言をしてしまうこともあり、誤解されやすい性格で、その役柄と当時の戸田さんのイメージが上手にはまっていました。

この1stシーズンで描かれた誤解されやすい緋山先生の個性については、演じている戸田さん自身も似たような部分があることを12年に放送されたトーク番組『アシタスイッチ』(TBS系)の中で、明かしています。

「私はなぜか誤解されやすいんです。てんぐになってないのに、なっていると言われたりとか。自分が周りにどう思われているのか敏感になってしまう」と、神妙な面持ちで語っていた姿が印象的でした。

また10代後半の戸田さんは、ドラマの現場で監督から要求されている内容や意味が理解できずに悩むことが多かったそうです。そうした状況が続いたとき、セリフを稽古するだけでなく、とにかくたくさん学ぼうと心がけ、偉人伝を読んだり、哲学書を熟読したり、一見、ドラマとは関係なさそうな世界に関する学びも習得していったといいます。

■知識量の増加で理解力が増し、演技に反映

その学びを継続していくうちに、自身の知識量も増え、理解力も増していき、思い込みやプライドを捨てて、自然体で演技ができるようになったのだそうです。

この番組にはトーク内容を解読する精神科医の名越康文氏も出演していました。名越氏は「知識を大量に詰め込むことを続けるうちに、ある日、その量が質に転化する『量質転化が起こる』ようになる。地道な努力がある日突然、報われるんです」と解説していました。

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