破格の転職オファーでも…「入社NG企業」5つの兆候経営者JP社長 井上和幸

オーナー経営者は概して人材への投資対効果に厳しい。写真はイメージ=PIXTA

 通常の会社でも言えることですが、オーナー企業であれば特に「期待する職責よりあえて少し下」から入ることをお勧めします。手前の役割や給与で入社し、早々に高いバリューを出した人に対してオーナー経営者は非常に高く評価しがちです。「彼(彼女)は素晴らしいね!」となって、予定よりも早く高い給与、年俸を得たり、思い切った抜てきをされたりするケースが多く、その後の活躍もしやすくなります。

●兆候2 採用選考のレスポンスが悪い、遅い

 「一事が万事」と私は考えていますが、企業のカルチャーなどについても同様で、採用選考時のコミュニケーションは入社後のコミュニケーションスタイルを表しています。

 残念ながら、当社がお取引している企業でも時折起こりますが、選考結果の連絡がなかなか返ってこない、一度設定した面接や面談の予定を自社都合で一度ならず何度も平気で変更してくる……。こうした企業は、通常の業務もそういう進め方がスタンダードとなっているものです。

 「事業の推進力や業務遂行力は大丈夫だろうか?」と思いますよね。顧客対応の質が懸念される、あるいは顧客に対するそもそものホスピタリティーに欠ける姿勢が染み付いている会社の可能性が高いです。気にされない方もいるかもしれませんが、あまり先行きの期待できる転職先ではないでしょう。

●兆候3 人によって言うことや意見がバラバラ

 3つ目は、「面接で出てきた人たちの言うことが食い違う、意見や捉え方がバラバラ」です。もちろん、それぞれが全く同じことを言う必要はありませんし、逆に金太郎飴のごとく言論統制されているような企業は怖いですが、面接で出てくる人たちが、自社の企業風土、方向性などについて答える際、曖昧だったり大きくズレていたりしたら要注意です。

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