朝晩に20分瞑想 A.T.カーニー会長「自律のすすめ」A.T.カーニー日本法人会長 梅沢高明氏に聞く

「職業人生が従来の40年から60年、70年に延びると、人生三毛作や四毛作が当たり前となる。専門性はキャリアの途中で習得し直すことになるが、基盤的な能力は持ち運びが可能。そして最も基盤的なものが健康だ」

副業で自分と組織の関係を客観視

副業によって自分と組織の関係を客観視する

第3に、創造性の解放も重要なメリットだ。イノベーション競争の時代は、個人のクリエーティビティーが企業の競争力を左右する時代だ。「会社の常識にとらわれずに面白いこと、変なことを思い付き、声を上げられる人材が必要」。組織から自立した人材こそが、企業のイノベーションや変革をリードできる。「そんな時代だからこそ、セルフマネジメントがいよいよ重要だ」という。

心身の健康を保ち、組織からの自立を実現するために、梅沢氏がビジネスパーソンに勧めるのが副業だ。自身も他社の社外取締役を務めたり、クールジャパン戦略で政府を支援したり、業界横断の専門家チーム“NEXTOKYO Project”で東京の街づくりに関わるなど「副業だらけの生活」を送っている。今後のキャリア形成の選択肢を増やすとともに、「いろんな立場に身を置くことで、自分と会社の関係を客観視でき、心の余裕を持つことにつながる」。そうした個人が増えれば、社員のポテンシャルを生かせない企業は淘汰されていくだろうと予測する。

東大時代にロックバンドを組んでCDも出したという梅沢氏。好奇心のおもむくままに仕事と生活を楽しみ、これからの人生についても「生きている限り働きたいし、自分の能力を生かす活動をしたい。そのために必要な勉強も続けていく」と意欲は旺盛だ。これからの時代に求められる働き方を声高に唱えるのでなく、身をもって示そうとしているようだ。

梅沢高明
1986年東大法卒、日産自動車入社。95年米マサチューセッツ工科大(MIT)スローン経営大学院修士課程を修了。米A・T・カーニーのニューヨーク・オフィスに入社。99年同社東京オフィスに異動。2007年日本代表、14年日本法人会長。

(村上憲一)

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