カッペリーニ風はシンプルに塩とオリーブオイルだけで

まずはシンプルに塩とオリーブオイルだけで食べてみましょう。塩とオイルだけで食べることで、そうめん本来の小麦のおいしさや、つるつるシコシコとした食感も最大限に味わうことができます。麺にうま味のある本格的な手延べそうめんが手に入った時、ぜひやってみてください。

作り方は簡単です。ゆでたそうめんを冷水で締めて、しっかり水気を切ったあと、オリーブオイルをたっぷりと3回しくらいかけます。そこに塩をひとつまみ入れて、しっかりと全体を混ぜ合わせるだけです。オリーブオイルの苦味と塩味が大人の味わいで、塩の効果で意外にもさっぱりとした味になります。白ワインのお供にもおすすめです。

シンプルなだけに、オイルと塩の質が重要です。オリーブオイルは香り高いエクストラバージンオリーブオイルで鮮度の良いものを。ちょっと苦味があるタイプがお薦めです。塩は、塩そのものにうま味を感じるような、ナトリウム以外のミネラルが多めの塩が良いと思います。私が試してみて、お薦めするのは長崎県雲仙市小浜町で塩分を含んだ温泉水を活用して生産されている「塩の宝石」。適度な苦味がオリーブオイルの苦味とマッチして、うま味が増します。そのほか、沖縄県粟国島の「粟国の塩 釜炊き」も、苦味のうまみのバランスが良く、このレシピに適しています。

レモンと鶏肉でエスニック風そうめんに

次は温かいメニューを。鶏手羽中を水からコトコトと2時間ほどゆでてダシを取り、塩を入れて味を調整し、そこにゆでて水気を切ったそうめんを入れます。薄切りにしたレモンをたくさん添えて、鶏手羽中はそのまま具材としてのせて、最後にネギを飾ったらできあがり。材料は鶏手羽中、レモン、塩、そうめん、ネギと非常にシンプルながら、まるでベトナムの屋台で食べるフォーのようなおいしさになります。お好みで、ゴマ油を少し垂らすのも良いでしょう。優しい味わいなので、朝ご飯や夜食にもぴったりです。

鶏肉の脂に由来する独特のにおいがあるので、そのにおいを少し緩和してくれるような塩がお薦め。特に、海洋深層水から作られ、カリウムが多い塩は鶏肉の脂のにおいを抑えてくれる傾向があると私は思います。日本には全国各地に海洋深層水の研究所があり、その近辺では海洋深層水を活用した塩づくりが行われています。沖縄県久米島町、高知県室戸市、新潟県佐渡市、三重県尾鷲市、北海道羅臼町などが有名ですので、ぜひ探してみてください。