MONO TRENDY

Bizギア・フラッシュ

実は見られている名刺入れ 機能や外観で選ぶ6モデル 納富廉邦のステーショナリー進化形

2018/8/24

「もう名刺交換で、もたもたしたくない」をコンセプトに、とにかく取り出しやすさを追求したもの。「取り出しやすくするためには、名刺を覆う部分を少なくすればよい」というアイデアを元に、名刺の一つの角だけをホールドする仕掛けを開発、製品化したものなのだ。ケースを開くとほぼ全体が露出した名刺が現れるから、人の名刺と間違える事なく、簡単にスムーズに名刺を取り出せる。収納枚数は少ないが、これも、この仕組みだとたくさんの枚数は収納できないことと、収納枚数が多いと1枚だけをスッと取り出すことが難しくなるからという理由から。それも潔い。

「緊張する初対面の相手でもスムーズに名刺交換ができるように」と作られた構造を持つ「ThinkAism 自由メイシイレ」。とにかく名刺の露出面積が大きく、名刺が取り出しやすいので、もたつくことがない。価格6372円

革製ではないが、吉田テクノワークスの「オーナメント カードケース」も、名刺が取り出しやすい機巧を搭載している。左右を指で押すと、自動的に蓋が開いて、名刺がダンパーで押し上げられるという仕組みが面白く、しかも確かに名刺が取り出しやすいのだ。樹脂製なので、カラーバリエーションが豊富で、ビビッドな発色なのも、手元でとても目立つ上に、名刺が持ち上がってくるギミックがあるのだから、注目度は抜群。バタバタした現場には向かないが、この優雅なムードは従来の名刺入れになかったものだろう。

ケースの底にあるダンパーが名刺を押し出すので、蓋を開けると名刺が持ち上がる。蓋もスーッと気持ち良く開くので、名刺交換の動作も優雅に見える。表面の加工も面白く、個性的な名刺入れを探している人にオススメ。価格2700円

■開く閉じるという動作がほとんど不要

取り出しやすさと、それなりの収納力を両立しており、このところ筆者が愛用しているのが、ストーリオの「名刺入れ タテ型コンパクト」だ。新潟県産のカエデを曲げ木の技術で名刺入れに仕立てたもの。冒頭に書いた「いいですね」と言われる頻度が高いというのが、この名刺入れだ。バーミリオン(朱染め)のタイプを使っているせいか、女性の受けがとても良い。

曲げ木独特の、留め具を外すと自動的に開く構造をうまく使った名刺入れ。名刺の露出面積が広いけれど、相手に中身が見えないように開く縦型のスタイルも画期的。木目を活かした染めによるカラーバリエーションもきれいだ。価格9612円

曲げ木で作られているので、上部のマグネットホックを外すだけで自動的に開き、開くと中の名刺はほとんど露出した状態になっているので指を差し込めばスムーズに取り出せる。名刺は30枚以上入るし、木製だから名刺の角が曲がったりすることもない。個人的には、「蓋を開く/閉じる」という動作がほとんどいらないことも気に入っている。

世の中には様々な名刺入れがあり、今回紹介したのはそのごく一部だが、バリエーションの広がりは伝えられたのではないか。名刺入れも、そろそろ機能を吟味して選んで使う時代になっているのだ。

納富廉邦
佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人カバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。

納富廉邦のステーショナリー進化形
見たら必ず欲しくなる 革財布のすごいイノベーション
消耗品から「高級実用品」へ ボールペン、進化の秘密
ゼロハリからトートに急速進化 ビジネスバッグ30年

(写真 ヒロタコウキ=スタジオキャスパー)

MONO TRENDY新着記事

ALL CHANNEL