いま売れてる「残暑」のジャケット 快適かつ今っぽく

2018/8/13
MEN'S EX

カジュアル通勤の浸透や、スーツの上下単品使いなど、昨今の多様化する仕事着事情に伴い、実はジャケットの需要が高まっている。実際に使えるデザインは何か、今買い足すべきは何か。それを巷の「売れている」ジャケットより解明していく。残暑の今から秋に向けて、快適、きちんと、今っぽく楽しめるジャケットを知ることで、これからの仕事着が楽しくなるに違いない。




〔TOPIC 1〕
今どきジャケットの主流って?

「リラックスしたフィット感が気分」
―― 伊勢丹新宿店メンズ館 ビジネスクロージング バイヤー 稲葉智大さん

昨今の働き方やライフスタイルの変化、そしてスーツのフィット感の変化も含めて、コンフォートであることが今季ジャケットの一つのキーワードと語るのは、伊勢丹新宿店メンズ館バイヤーの稲葉氏。「素材の軽さもカギとなり、ジャージーやシャツジャケットなども売れています。快適さだけでなく風合いや柄などデザインのバリエーションも増え、働くスタイルでの利用が増えてきています」

〔TOPIC 2〕
やっぱり気になる2大ブランド(TAGLIATORE/LARDINI)

「リピーターも多いブランド」
――バーニーズ ニューヨーク横浜店 セリングスーパーバイザー 爲季 綾子さん

「胸元のモチーフ使いでもお馴染みの両ブランド。それによるお客様への浸透力は強く、20代後半から60代までと幅広い世代に人気です。共にオンオフ使いしやすいものが多く、お客様のご職業に関してもボーダレス」と語るのはバーニーズ ニューヨークの爲季氏。各ショップへの事前取材でも、売れ筋予測・実績ともに数多くランクインした2大巨頭は、JKの潮流を見るのに要チェック間違いない。

〔TOPIC 3〕
今年、紺は攻めの色らしい

「今年らしさを表現できる色」
――ビームスF 次長 村瀬太郎さん

「紺ジャケットはもうすでに持っている」で済ませるのはもったいないのが、今年の紺事情。「素材に広がりを見せ、ツイードやニット製など、幅広くアイテムが揃う」と語るのはビームスFの村瀬氏。「なかでも旬のミックスコーデを表現する上で欠かせない米国や英国のエッセンスを持つメタルボタンの紺ジャケが人気。トレンド感のあるデザインでも汎用性の高い紺を選べば手持ちのワードローブにも新鮮さを与えられます」

〔TOPIC 4〕
英国調は、無視できない

「合わせやすい定番色のチェックが人気です」
――エストネーション シニアセールススペシャリスト 深澤由智さん

ビジネスではやや難易度の高い英国調の生地やデザイン。今年はどのくらい定着するのだろうか。エストネーション 深澤氏曰く「ミックスツイードやチェックなどの英国特有の柄や、ピークトラペルやチェンジポケットなど、ディテールも合わせて実は昨年よりも売れています。なかでもネイビー、グレー、ブラウンを基調としたより使い易い英国チェックのニーズが特に高まっていますね」

〔TOPIC 5〕
セレクトショップの本気に注目

「日本人の体型にも感性にも合う選択肢」
――スタイリスト 四方章敬さん

いわゆるコスパなイメージが強いオリジナルモノだが、コスパなだけではない面白さが聞こえてきた。「選択肢の幅が広がりました。生地の選び方ひとつとってもそう。仕事に使いやすい絶妙なシャドウ柄の充実や上質なインポート生地メーカーのものまで、ラインナップにもこだわりが見られます。日本人にフィットするシルエットもあり、スタイルの提案がしやすいです」とスタイリスト四方氏。

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