出世ナビ

リーダーの母校

女性が輝く会社はできる お嬢様校、藤女子で得た確信 岩崎裕美子・ランクアップ社長が語る(上)

2018/7/23

藤女子はミッション系です。キャンパス内に教会があり、シスターも歩いていました。あいさつを交わすなど礼儀正しくするよう教えられましたが、堅苦しいほどではなく、自由な雰囲気のなかで、みな青春を謳歌していたようです。

女性が輝く時代の到来を感じる。

才色兼備の同級生たちを見て女性が活躍する時代を感じた

キャンパスには知的で活動的な女性も多く、すごく刺激を受けました。男性に負けない知性と魅力を兼ね備え、キラキラと輝いている。「才色兼備」で、同性ながら憧れるような人もいました。こんな女性たちが、これからの時代は活躍するんだろうなあと。

ランクアップを創業する前に働いていた広告代理店では、優秀な女性が相次ぎ辞めていくのを見てきました。その会社では新規顧客を獲得するため、ひたすら電話をかけてアポイントを取り、提案書を書き続ける、つまり夜遅くまで残業するしかなかったのです。いずれは結婚、出産をと考えている女性が働き続けるのは無理でした。

そんな女性たちが、藤女子で出会った友人たちと重なって見えたのです。「こんなに勉強して、自分を磨いてきた女性たちが能力を発揮できないのはもったいない」。長時間働かなくても、女性が安心して結婚し、出産し、働き続けられる会社を自分の手でつくろう。起業への思いの背景には、藤女子のまぶしい女性たちの姿がありました。

今、ランクアップの社員は50人で、うち43人が女性です。私や役員も含め、大半が午後5時過ぎには退社します。私を含めワーキングマザーは20人ほどで、全員が育児休業の後に復帰しています。残業をなくすため、年2回は業務の棚卸しをするほか、社内資料は作り込まない、会議は30分以内など、細かい工夫を積み重ねてきました。

ただ、日本全体でみると、女性が1人目の子供を出産して退職する割合はいまだに6割といわれ、せっかくの能力を発揮できていない人がまだ多いのが実情です。ランクアップでも子育てをしながら働く女性の悩みは尽きません。社員と対話を重ね、一歩ずつ課題を乗り越えていきたいと考えています。そして、私たちの経験が少しでも他の会社に役立つことがあればと心から願っています。

(村上憲一)

マネジメント層に必要な4つのスキルを鍛える講座/日経ビジネススクール

会社役員・経営幹部の方を対象とした、企業価値を高める経営の実務に役立つビジネス講座を厳選

>> 講座一覧はこちら

出世ナビ 新着記事

ALL CHANNEL