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週末は家めしクッキング

週末レシピ フレンチトースト必ず成功、プロの裏技

2018/7/21

フランスのフレンチトーストは「パンペルデュ」と呼ぶ=PIXTA

(3)(2)を皿に盛り、フルーツや生クリームなど好みのトッピングを添える

これで、パンとは思えないほどすてきな一皿になること間違いない。

日本や米国で、フレンチトーストは軽食としての位置付けに対し、フランスでは食後のデザートとなる。パリのビストロで一度だけ食べたのは、まるでケーキのような様相でおしゃれに提供されたものだった。

しかし、「大昔の文献には肉料理などの付け合わせとして載っていたと、フランス人コックが話していた」と、前出の先輩から聞いたことがある。ただ、名前がマイナスなイメージを与えるせいか、デザートとしても、付け合わせとしても、今やフランスの飲食店で見かけることはほぼない。名前の通り、家庭で残り物のパンを集めて作られているようだ。

香港式フレンチトースト「西多士」 カヤジャムをサンドしたタイプ

そしてもう一つ紹介したいのが、香港のフレンチトースト。呼び方は広東語で、「サイドゥシー」(西多士;西洋式トースト)、または「ファッランドゥシー」(法蘭多士;フレンチトースト)(「カフェで『出前一丁』が香港流 日本にも相次ぎ出店」参照)。パンを卵液に浸すのではなく、衣のようにつけ、油で揚げてから、バターとシロップやハチミツをたっぷりとかけたハイカロリーなおやつだ。

チャチャンテン(茶餐廳)と呼ばれる香港式カフェレストラン、ファミレス的大衆食堂で目にする定番メニュー。だが私がサイドゥシーを初めて食べたのは香港ではなく、日本にあるチャチャンテンでもない。香港からの帰国子女である友人にその存在を教えてもらい、自宅で作ったのが最初だった。

「本場ではプレーンタイプの、いわゆる揚げパンが一般的。あとはハムサンドとか、トースト自体には甘さがないタイプが多いよね。これに、もちろんバターとハチミツだよ」と、香港在住40年近くになる知人の談。

日本のチャチャンテンでは、プレーンやハムなどを見かけたことがなく、ピーナツバターか、カヤジャム(ココナツミルクや卵などで作られたジャム)をサンドしている。

今すぐにフレンチトーストを食べたいなら、食パンのオーソドックスなタイプ。時間があるなら、パンペルデュ。変わり種が希望なら、サイドゥシー。気分やシーンに合わせて、色々なフレンチトーストを作ってみてはいかがだろう。失敗を恐れず、チャンレンジしてほしい。

(世界料理探究家 T.O.ジャスミン)

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