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英語「瞬発力」トレーニング

SNSは表現の宝庫 英語「瞬発力」のブースター探せ 同時通訳者・翻訳家 横山カズ(4)

2018/7/17

「自分の日本語を録音⇒英語にして音読!」という方法も前回示しました。

「英語を何年も学んできたのに思い通りに話せないなぁ」。そう思う人もいるかもしれません。かくいう私もそうでした。では、どうすればよいのでしょうか? それは「自分が無意識に話している(記憶に残らないレベルの)パターン」をスマホなどで録音してつかまえてしまえばいいのです。クラスメートやクラブ、サークルの仲間、身近な人との話なら、だれが相手のときでもOKです!

例えば読者の皆さんは、ご両親に「あ、お母さんまたおんなじこと言ってる」とか、「お父さんその話もう100回目だよ~」とか、冗談めかして言っているかもしれませんが、こうして改めて自分の日本語の会話を録音すると、驚くほど自分自身の会話のパターンが決まっていることにショックを受けるかもしれません。でも、それでいいんです。

■「自分への取材」を楽しむ

「話すパターンや口ぐせ、展開」が決まっているほど「自分が話すべき英語」のパターンも限定されてきます。まずは、「自分自身の頻出表現」「傾向と対策」をやれば当面自分の英語を話すことはできるようになります。「いつも自分が思い、話していること」をつかんでおけば、思考もイメージも初めから自分の心の中に存在しています。当然、記憶の負担は少なく、音読するごとにイメージや思考と英語の結びつきは深くなります。心の中から出てくるものの力は強大です。その日本語を話していた時の情動が英語とよりしっかり連結され、英文を瞬間的に思いつき口に出すことができるようになるんです。

前回でも触れましたが、自分が普段思い、感じ、話している日本語を英語にする際に、参考とし、教材として活用したいのが、外国人によるツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどのSNS(交流サイト)やユーチューブのコメント欄です。これらは、自分と同じ興味を持つ集団が会話・議論している最高の環境です。自分と似た意見をメモして音読し、さらに一歩踏み込んで英語で書き込んでみましょう。これが英語表現の「宝さがし」です。

■SNSならカジュアルでシンプルな表現に出合える

また、この自分にぴったりの英語表現を「宝さがし」する過程で、「自分と似たタイプの人」「意見やキャラクターが違う苦手なタイプの人」などが理解でき、「ああ、日本語の時と同じなんだな」と実感することができます。この気づきは、英語と情緒をつなぐことを後押ししてくれます。「仲間」は英語の世界にもたくさんいると考えましょう!

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