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自動開閉・強風でも安心 海外製折り畳み傘の実力 納富廉邦のステーショナリー進化形

2018/7/11

突然の雨でも頼りになる折り畳み傘5モデルを紹介する

雨の日に限らず、カバンの中に入れている人も多い折り畳み傘。自動開閉や風に強い構造など、新しい機能を取り入れた最新モデルも増えている。突然やってくる夕立の季節に役立ち、長く使える高機能折り畳み傘を、納富廉邦氏が紹介する。

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傘の歴史は古い。アッシリアやペルシャの石版などに描かれているというのだから、紀元前からあることになる。元は日傘で、雨傘はかなり後に登場したらしい。これは要するに傘に張れるはっ水素材が見つかるのに時間がかかったということだろう。雨にぬれるより、直射日光にさらされるほうが命の危険が大きかったということもあるかもしれない。

石版に描かれた絵を見ると、傘の形は現在の製品と大きく変わらなく見える。雨傘も、雨を防ぐソリューションとして大きな進化がないまま現在まできてしまったといえるだろう。映画「ブレードランナー」が公開された当時(1982年)、そこで描かれた未来でも傘は傘のままで軽く絶望した記憶があるのだが、35年後に作られた続編「ブレードランナー2049」(2017年公開)でも、やっぱり傘は傘だった。フィクションの中でさえ、傘は傘のままであり続けることに、感心さえしてしまう。

そんな傘の中でも「ワンタッチ傘」や「折り畳み傘」は、数少ない進化の一つといっていいだろう。特に「折り畳み傘」という、傘に携帯性を付加した発明は画期的だった。突然のゲリラ豪雨にも悩ませられる日本では、あくまで長傘の予備だったはずの折り畳み傘のほうが主力といっていい状態になっている。

折り畳み傘を最初に商品化したのは、ドイツのKnirps(クニルプス)だといわれている。特許の取得は1934年。まだ発明されて100年たっていない。紀元前から続く傘の歴史からすると新製品のようなものだ。

折り畳み傘に関しては、海外製のモデルが面白い。日本製にはない特徴を持つものも多いからだ。今回はそのなかから3社の折り畳み傘を紹介する。

右からX1、T.320、Vented Canopy、TITAN、XS_METRO。小さいほど、持ち歩きが楽になるが、大きいほど折り畳みや収納は楽にできる。カバンのサイズと機能とデザインのバランスで選ぼう。大きいから重いとは限らない

■折り畳み傘の元祖Knirps

折り畳み傘を最初に発売したKnirpsの製品は魅力的だ。スチールとグラスファイバーを組み合わせた8本の骨は、風にも強い。個人的に使用しているKnirpsの傘は風でひっくり返されたことはない。

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