2018/7/9

《Watch Special 2018》
(上)ドレスウオッチ、小径に回帰 復刻、カラー文字盤も
(中)ビジネスウオッチ、名作を再解釈した復刻モデルが人気

■モチーフは海

ダイバーズウオッチではないが、海をモチーフとして進化したパネライの新作「ルミノール ドゥエ スリーデイズ オートマティック アッチャイオ-38mm」も注目だ。パネライの特徴であるクッションケース(丸みを帯びた四角形のクッション型ケース)にリュウズガード、視認性の高いダイヤルというアイコニックなデザインコードはそのままに、パネライ史上もっとも小さく、もっとも薄くつくられたモデルとなっている。

パネライ ルミノール ドゥエ スリーデイズ オートマティック アッチャイオ-38mm PAM00755 ケース:スチール 直径38mm 3気圧防水 ムーブメント:自動巻き パワーリザーブ3日間 予価:税別67万円 発売:2018年8月

ケース径は、モデル名にもある通り38ミリで、厚さも自動巻きムーブメントを搭載し、3日間のパワーリザーブを実現しながら11.2ミリに抑えられている。オリジナルが持つ海のイメージを保ちつつ、スタイリッシュに進化した、新しいパネライだ。

さらに、スタイリッシュな腕時計をもう1本紹介したい。シャネルの「J12 アンタイトル」だ。もはや海のイメージは全くないが、そもそも「J12」の「J」とは、ヨットのクラスを意味する。かつてのヨットレース規則に基づく船のカテゴリーのひとつであり、華やかさや隆盛を極めた時代の象徴的な存在だった。

シャネル J12 アンタイトル H5581 ケース:ブラック・ハイテク・セラミック ステンレススチール 直径38mm 200m防水 ムーブメント:自動巻き 価格:税別63万7500円 発売:2018年6月 世界限定1200本

つまり「J12」はヨットの血をひいたモデルのひとつなのだ。この「アンタイトル」は、シンボルナンバーである「12」にインスパイアされ、大胆かつグラフィカルにデザインされており、よりスタイリッシュなモデルとなっている。

■個性派の3本

さらに番外として3本、カジュアルに着けこなしたいモデルをご紹介しよう。

ひとつは、リシャール・ミルの「トゥールビヨン パブロ・マクドナウ」だ。トゥールビヨン(重力による誤差を補正する機構)を搭載したモデルで、優雅だが実はとても激しいスポーツとして知られるポロ競技用のモデルとしてつくられたものだ。

リシャール・ミル トゥールビヨン パブロ・マクドナウ RM 53-01 ケース:カーボンTPT 44.5×49.94mm 厚さ16.15 mm 50m防水 ムーブメント:手巻きトゥールビヨン パワーリザーブ約70時間 予価:税別1億230万円 発売:2018年中

つまり、馬を駆りながらぶつかり合うという強い衝撃に耐えうるトゥールビヨンモデルなのだ。その頑丈さは、衝撃を緩和するケーブル式サスペンション構造や、仮に割れても飛散しないようにフィルムを挟み込んだ二重構造のラミネート式サファイアガラスなどの採用で実現したものだ。

ウブロ ビッグ・バン・ウニコ・レッド・マジック 411.CF.8513.RX ケース:レッドセラミック 直径45mm 10気圧防水 ムーブメント:自動巻き パワーリザーブ約72時間 予価:税別278万円 発売:2018年9月

もうひとつは、ウブロの「ビッグ・バン ウニコ レッドマジック」。マテリアルの開発で時計界の先頭を走るウブロが開発した、セラミック製レッドケースのモデルだ。レッドケースの製造は非常に難しく、これまではなかなか「真っ赤」というわけにはいかなかった。今回、退色しない鮮やかな赤色と高い硬度を備えたケースを完成させ、クロノグラフムーブメント「ウニコ」と組み合わせた。

カシオ計算機 G-SHOCK MTG-B1000B-1AJF ケース:ステンレススチール 幅55.8×51.7mm 厚さ14.4mm 20気圧防水 ムーブメント:タフソーラー(ソーラー充電システム) 価格:税別10万円 発売:2018年6月

さらに、どこに着けていっても安心できるタフウォッチ、カシオ「G-SHOCK」の最新版「MTG-B1000B-1AJF」だ。電波時計とソーラー充電機能を備えた「電波ソーラー」モデルで、自動時刻修正などが可能な「スマートフォンリンク」機能を搭載しながら、ケース径1.8ミリ、ケース厚1.1ミリのダウンサイジングを実現した。もちろん、代名詞でもある強度は健在。ケースはステンレススティールをくりぬいて形成し、炭素繊維を組み合わせて高強度を実現した。

カジュアルシーンでの腕時計は、とても自由なだけに、自身の嗜好にあわせて選択するのが、長くパートナーであり続けることにつながるはず。ぜひ、自分ならではの1本を見つけていただきたい。

(ライター 福留亮司)

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