
BESV TRS1:カーボン製フレームを採用した軽量モデル
BESV(ベスビー)は 台湾のIT系企業、ダーフォン・イノベーションが設計、開発を行うe-BIKE専門ブランド。IT企業の強みを生かした緻密なモーター制御技術やスタイリッシュなデザインが欧州でも高い評価を得ている。
TRS1は現在、日本国内で販売されているe-MTBとしては唯一カーボン(炭素繊維強化プラスチック)製のフレームを採用するモデル。カーボンフレームは軽量かつ高剛性で、振動減衰特性に優れるのがメリット。そのためロードバイクの上級モデルでは主流となっている。そこにシマノの小型ドライブユニット「STEPS E8080」を採用した。長距離走行が可能な大容量バッテリーを搭載しながら、20kgを下回る車両重量を実現している。
フレーム:カーボン
フロントフォーク:ロックショックス・リーコン120mmトラベル
ドライブトレイン:シマノ SLX 1×11速
タイヤサイズ:27.5×2.6
車両重量:19.3kg
満充電でのアシスト走行距離:Highモード約95km/Normalモード 約130km/Ecoモード 約140 km
問い合わせ BESV JAPAN
http://besv.jp/

ミヤタ クルーズ:汎用性の高いクロスバイクタイプ
戦前からの長い歴史をもつ国産自転車メーカー、ミヤタサイクル(旧社名は宮田工業)もe-BIKEを展開する。クルーズは汎用性の高いクロスバイクタイプのe-BIKE。軽量なアルミフレームにシマノの小型ドライブユニット「ステップスE8080」を搭載し、高い運動性能を実現している。
駆動用のバッテリーを電源にして点灯するLEDヘッドライトや雨天にも安定した制動力を発揮する油圧ディスクブレーキ、サークルロックを標準装備しているので、通勤をはじめとするシティーライドでも使いやすい。フレームサイズは2種をラインナップしており、カラーはピュワホワイトパールとクリアブラックの2色展開。
フレーム:アルミ
フロントフォーク:アルミ
ドライブトレイン:シマノ・アリビオ 1×9速
タイヤサイズ:700×28C
車両重量:18.7kg
満充電でのアシスト走行距離:HIGHモード約78km/NORMAL モード 約106km/ECOモード 約115km
問い合わせ:ミヤタサイクル
http://www.miyatabike.com/miyata/e-bike/
トレック Verve+:ライト、スタンドが標準装備の実用的なモデル
トレックはスポーツサイクルの世界では誰もが知る米国の総合自転車メーカーだが、日本のe-BIKE市場にも積極的に商品を展開している。Verve+は泥除けや前後ライト、スタンドを標準装備する実用性の高いモデル。
軽量なアルミフレームにボッシュのドライブユニット「Active Line Plus」を搭載しており、スムーズな加速に加え、アシストが効かなくなる24km/h以上の速度でも無理なく巡行できる。ルックスはやや地味ながら20万円そこそこの価格は大きな魅力だ。サイズも3種をラインナップする。
フレーム:アルミ
フロントフォーク:アルミ
ドライブトレイン:シマノ・アリビオM4000 1×9速
タイヤサイズ:700×42C
車両重量:20.57kg(Mサイズ)
満充電でのアシスト走行距離:Ecoモード約100km
問い合わせ:トレック・ジャパン
https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/
(ライター 佐藤旅宇)