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W杯のイケメン選手対決 ブレークするのは誰?

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NIKKEI STYLE

日本の初戦勝利で盛り上がるサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会。連日のテレビ観戦ですっかり睡眠不足という人も多いのでは。試合のゆくえ以上に心ときめくのが、見目うるわしいプレーヤーたち。今大会参加国の注目プレーヤーをチェックしました。

今大会、ブレーク期待大のプレーヤーは?

W杯では毎回、キラ星のような若手プレーヤーが現れ、あっという間にスター選手への階段を駆け上っていく。若さとエネルギー、そして美しさにあふれたプレーヤーを発掘することも、W杯観戦の醍醐味だ。

日本でもおなじみのクリスティアノ・ロナルド(ポルトガル)やネイマール(ブラジル)など、ダイナミックなプレーだけでなく女性の心をわしづかみにするプレーヤーが多数出場する。

開催国ロシアの新星が、「新皇帝」ことアレクサンドル・ゴロビン。22歳になったばかりで、色白で端正な顔立ちは、フィギュアスケートの「皇帝」エフゲニー・プルシェンコ氏の若い頃を思わせる。試合中に時々見せるとまどったような表情がたまらなくかわいい。

ゴロビンは、かつて日本代表の本田圭佑が所属したCSKAモスクワの中心選手。最大の武器は鋭いドリブルだが、抜群のボールコントロールの技術と状況判断力を併せ持つ。

マリオ・フェルナンデスやアレクサンドル・エロヒンなどイケメン度が高いといわれるロシア代表は前評判を覆し、グループステージ突破を決めた。決勝トーナメントでもその雄姿をたっぷり堪能したい。

続いて、「イランのリオネル・メッシ」ともいわれるサルダル・アズムン、23歳。またの名はイランの貴公子。細面で彫りの深い顔立ち、ウエーブがかった髪をなびかせて疾駆する姿は女性たちの目を釘付けにする。イラン代表の中でも、ゴールを量産する生粋のストライカーだ。

アズムン自身は、メッシよりも元スウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチを目標にしているらしい。イランは25日にグループリーグ突破がかかるポルトガル戦に臨む。アズムン得意の鋭いドリブルからのシュートで大番狂わせなるか。

イケメン「無敵艦隊」、スペイン代表

W杯直前の監督交代劇でサッカーファンを騒然とさせた「無敵艦隊」(スペイン代表のニックネーム)はイケメンの宝庫でもある。彫りが深くセクシーな男性が多いスペイン。代表選手にもそのDNAが脈々と受け継がれているようだ。

中でも「究極のイケメン」と評されるダビド・シルバは今回も健在。俳優やモデルとしても十分に通用しそうな整った顔立ちは、ロシア大会出場選手中ナンバー1に推す人も多い。しかも、何があったかスキンヘッドにしたことで、以前のさわやか系から修行僧のようなすごみを感じさせる風貌へ変身を遂げた。華麗なパスワークが印象的だが、スペイン代表では欧州予選でチーム最多タイの得点を挙げており、2列目で得点に絡むシーンも期待できそうだ。

「炎上男」ことジェラール・ピケも外せない。奥さんはコロンビアのシンガー・ソングライター、シャキーラ。政治的な発言やインスタグラム上の奇矯な行動で知られるが、本人は「プロフェッショナルとして言うべきことは言うし、誰かを傷つけたわけではない」と意に介さない。ひげが似合う端正な顔立ちとその真っすぐな生き方に魅せられるファンは多いはず。

スペイン代表のキャプテン、セルヒオ・ラモスは「頼れる兄貴系」だ。所属するレアル・マドリードでは、年上でチームの"王様"クリスティアノ・ロナルドにも堂々と意見する度胸を持つ。また、急死した親友の背番号を引き継いで、代表では常に15番を背負う熱いハートの持ち主。一方では、同僚選手の物まねで周囲をなごませるお茶目さもある。理想の彼氏に限りなく近い存在といえるのでは?

ダンディな大人の魅力!ドイツ代表

「やっぱり大人の男性よね」という女性は、ドイツ代表の試合を見てほしい。

マッツ・フンメルスは、かつてボルシア・ドルトムントで日本代表・香川真司の同僚だった。幼少時代はジャーナリストを志したこともあるという知性派だ。雰囲気は違うが、面差しはSexy Zoneの"王子様"中島健人に通じるところがある。センターバックという守備の要のポジションではワールドクラスと評価も高い。

ドイツ代表屈指のモテ男、サミ・ケディラも外せない。チュニジア人とのハーフのケディラは浅黒い肌に力強い双眸(そうぼう)とひげが印象的な、ワイルドなタイプ。私生活も肉食系で、ドイツ人やブラジル人のスーパーモデルと浮き名を流している。所属するイタリアリーグのユベントスでは、攻守を支えるキーマン的な存在。ドイツ代表でもボランチ(守備的MF)としてピッチを縦横無尽に走り回り、ときにはゴールシーンも見せてくれそうだ。

そして、フィールドプレーヤーではないが、注目度ではある意味それ以上なのが3大会連続で監督を務めるヨアヒム・レーウだ。今大会はモロッコのエルベ・ルナール監督の容姿に注目が集まっているが、元祖"イケメン監督"がレーウ。1960年生まれだが、年齢を全く感じさせない知的な顔立ちに加え、モノトーンの服をさらりと着こなすセンスの良さもある。ブラジル大会の時は、彼のおかげでドイツ代表モデルのスーツ(ヒューゴ・ボス製)がバカ売れしたというエピソードも残る。

レーウの評価を高めているのがリーダーとしての突出した資質だ。ブラジル大会決勝アルゼンチン戦では、0-0のまま迎えた後半43分に、不調でスタメンを外れていたマリオ・ゲッツェを「お前がメッシより上だということを証明してこい!」と鼓舞してピッチに送り出し、決勝ゴールへと導いた。

今回は、代表選出間違いなしと見られた若手(レロイ・サネ)の落選を発表した際、沈痛な面持ちでそこに至る経緯を丁寧に説明して「彼は9月から再び代表に参加することになるだろう」とエールを送り、神対応と賞賛された。まさに"理想の上司"タイプが、番狂わせで初戦を落としたチームをどう立て直すかも気になるところだ。

(日経BP 経営メディア局プロデューサー 森田聡子)

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