日経WOMANの読者アンケートでは、仕事でノートを活用している人は65.9%を占めた。また、プライベートで活用している人も44.6%に上った。仕事はもちろんだが、プライベートでも過半数に近い人が、ノートを使っていた。仕事で書き込む内容は、「打ち合わせの内容や指示をメモする備忘録」「TODOリストを書く」という実用的な使い方が多い一方で、プライベートでは、「日記や日々の振り返りを書く」「夢や目標を書く」といった、自分を見つめ直す使い方をする人が多かった。
特筆すべきはその効果だ。仕事では振り返りをしやすくなり、イライラが減ったと答え、プライベートでは、やりたいことが見つかり、実行に移せたと答える人が多くいた。書くことで、頭の中が整理でき、仕事もプライベートもうまく回りだす。そこで、そんなノートを生み出す、文具メーカー女子(文具メーカーの商品マーケット部や企画開発チームの女性)が使うイチオシノートと、ノート術を一挙公開する。
【コクヨ 測量野帳】
ラクに持ち運べて毎日が充実するノート


「社員が自分の席を持たないフリーアドレス制なので、筆記用具はポシェットで持ち歩いています」と話すのは、コクヨで文具の営業企画を手がける本村香代子さん。そのポシェットにすっぽり入るのが「測量野帳」だ。
50年以上前に測量業務用に開発されたノートで、約70gという軽さも気に入っている。仕事とプライベートを1冊にまとめ、打ち合わせのメモはもちろん、出社前や休日に、カフェで予定やTO DO、1行日記を記録。「カフェで書く時間は、日々を振り返り、やりたいことを考えられる。おかげで毎日が充実するようになりました」。

