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人事に聞く

「月給」40万円のインターンも LINEの即戦力採用 LINE執行役員の落合紀貴氏

2018/6/6

――最近の学生の傾向は。

社員からアドバイスを受けながら、開発のスピード感を体験できる「エンジニア就業コース」=LINE提供

「どうやったら成長できるのか、よく考えています。何年たったら大きな仕事を任せてもらえるかというような質問がよくあります。ただ、裁量を持たせてもらうには、実績が大事です。周囲の期待を超えるものが、早くできたというような実績があれば、任せようと思ってもらえる。信頼の貯金をどれだけできるかが重要だという話も面接でよくします」

■新卒採用、持続的成長に不可欠

――13年に新卒採用を始めた当初、入社したのは数人だったと聞きます。それが最近では50人以上に増えています。

「ビジネスモデルが対話アプリからプラットフォームになりつつあり、行政との連携や企業のデータベースとの連携が進み、サービスが『インフラ』に近づいています。インフラになればなるほど、サービスを継続し、改善していくことが重要になります。サービスの創生期には、とにかく突っ走る必要がありました。新卒を育てる余裕はなく、エースを中途採用で引っ張ってくるような状態でした。ただ、そういう人も経験は増える一方で年もとる。サービスを継続的に成長させるには、若い世代を確保し、成長してもらうことが欠かせないんです」

「私が就職活動をしていた頃は、電話帳を使っていました。そういう世代と、中学生の頃からスマホを使っている世代の感覚は、おそらく大きく違うでしょう。物事を論理的に考える力は、ある程度トレーニングすれば身につきますが、感覚の違いはどうなのか。当初、新卒はいらないという部署が圧倒的に多かったんです。『でもちょっととってみようよ、僕らも年取るじゃん』と社内で話しました。実際、新卒で採用した若者が早々に活躍したため、『新卒は意外にいいらしい』という評判が広がっていったんです」

――人事戦略で重視していることは。

「当社の課題は年齢構成がいびつなことです。最初の頃は中途採用が9割で、なかでも『エースで4番』がぜひとも必要だった時期がありました。みんなお互いの顔が分かって、お昼も一緒に食べて……。何を考えているか、何を目指しているのか、言語化しなくても共有されていました」

「しかし、この7年で急激に人が増え、そういう人たちが少数派になりました。LINEを子供のように思っている人と、インフラ化したことで実現できることが大きいという期待で入ってきた人の間では、考え方が少し違ったりします。そこでLINEは何を実現したいのか、よりどころとなる価値基準や心がける姿勢を言語化した『LINEスタイル』などを策定しました。社員がそれぞれ活躍しつつ、社内のベクトルを合わせることに取り組んでいます」

(安田亜紀代)

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