100年前は純白より多彩 世界のウエディングドレス
英王室のヘンリー王子とメーガン妃の挙式が世界から注目された。折しも6月はジューンブライド、婚礼にまつわる話題がちまたで続きそうだ。
結婚式といえば、純白のウエディングドレスが昔からの定番と思いきや、実は意外と歴史は浅い。このスタイルが広まったきっかけは1840年、英国のビクトリア女王とアルバート公子の結婚式だ。当時、白いウエディングドレスは、服を汚さず維持できる上流階級だけのものだった。
世界を見渡すと、さまざまな結婚式の伝統があり、婚礼衣装はバラエティーに富んでいた。このフォトギャラリーで、今から約100年前の、国ごと地域ごとに異なる婚礼の装いを見ると、世界が今よりもっと多様であったことがわかる。多彩な色や刺しゅう、毛皮、宝石で装飾された世界の婚礼衣装は、それぞれ実に個性的だ。
次ページでは、式を彩った華やかな伝統的な婚礼衣装の数々を写真8点で紹介する。
(文 Shaena Montanari、訳 米井香織、日経ナショナル ジオグラフィック社)
[ナショナル ジオグラフィック 2017年9月4日付記事を再構成]
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