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漬け方、飲み方、楽しみ方も色々 古くて新しい梅酒

さあ、梅酒をつけるシーズンが始まった=PIXTA
さあ、梅酒をつけるシーズンが始まった=PIXTA

青梅がスーパーや青果店に並び始める季節となった。自宅や実家の庭でウメの実が採れるという方もいるだろう。これからの季節、「梅酒」を漬けるのが年中行事というご家庭も多いのでは?

さて、ここ数年、お酒の世界で話題になっている「インフュージョン」なるものをご存じだろうか。これはアルコールに果実やハーブなどを漬け込んでフレーバーをつけたもので、「浸漬酒(しんせきしゅ)」とも呼ばれる。

漬け込む材料としては、イチゴやリンゴ、オレンジなどの果物、あるいはバニラビーンズやシナモンなどのハーブ、コーヒービーンズや紅茶など。キュウリやトマトなどの野菜が使われることもある。アルコールはウオッカ、ブランデー、ウィスキーなどいろいろ。これを使って作る「インフュージョン・カクテル」も最近の流行だ。

インフュージョンはアルコールに漬ける期間が1日~2週間程度と短いものが多いが、考えてみれば梅酒は漬け込み時間の長いインフュージョンといえる。

梅酒の起源は定かではないが、江戸時代中期、1697年発刊の『本朝食鑑』という文献に梅酒のつくり方が登場していたというから300年以上前から飲まれていたことは間違いない。つまり、梅酒は日本古来のリキュールにしてお酒の最新トレンドでもあるわけだ。

梅酒は一般的にはホワイトリカーでウメを漬け込むが、最近ではフランデーや泡盛などで漬ける「変わりダネ」梅酒を楽しんでいる人も多い。

まずは梅酒の基本的なつくり方をご紹介したいと思うが、その前に押さえておきたいことがある。酒税法という法律だ。「自家製梅酒を作ったよ!」とSNS(交流サイト)やブログなどにうっかり書き込んだら、実はそのレシピは法律違反で大炎上!なんてことにもなりかねない。

●梅酒やインフュージョンをつくるうえでの注意点

(1)消費者がみずから飲むためにつくるもので、販売してはならない。

(2)度数が20度以上のアルコールを使用すること。

(3)ブドウ、ヤマブドウを原料にしてはならない(コメ、ムギ、アワ、トウモロコシ、コウリャン、キビ、ヒエ、もしくはでんぷん、またはこれらのこうじも同様)。

日本酒やみりんに漬けた梅酒が市販されているが、日本酒やみりんはアルコール度数が14~15%であるため、家庭でこれらを使って梅酒を作ってはいけない(酒類製造免許を持ったメーカーがつくるのはOK)。

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