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落ちたら一巻の終わり ヒマラヤの断崖をバイクで疾走

日経ナショナル ジオグラフィック社

2018/5/11

ナショナルジオグラフィック日本版

 オランダ人のローベルト・ヤン・ファン・デル・カーイ氏は2015年、オランダからインドのムンバイまで約1万6000キロを3カ月かけてバイクで走破する旅に挑戦した。この動画は、険しいヒマラヤ山脈の細い道を走破する様子を映したもの。

 「心の準備は万全でしたが、道具をはじめほかの準備は不十分でした。バイクは長旅に適したものではなかったし、私自身、荒れた道を走るは初めてでした」。ファン・デル・カーイ氏はナショナル ジオグラフィックの取材に答えた。

 81日間にわたった彼の冒険は、まさに試練の連続だった。イランでは、ビザの発行に謝礼を支払わねばならなかった。ようやく入国できたかと思うと、今度は男性のグループにバイクの鍵を奪われた。幸い、ファン・デル・カーイ氏は予備の鍵を手首にぶらさげていたので、冒険を続けることができた。インドのパウリ・ガルワール地方では、小さな川でバイクが進めなくなった。2人の羊飼いが重さ約300キロのバイクをいっしょに押してくれた。

 この冒険で、最大の難所と言っていいのがヒマラヤ山脈だった。動画は、マンタライという山村からマナリの町に向かっているところだ。道中には、小さな村がいくつかあるが、携帯電話はつながりにくく、ガソリンスタンドは数えるほどしかない。あるのは岩や砂、険しい崖ばかり。しばしばタイヤがスリップし、バイクが岩で跳ねるたびに、ハンドルに体を打ちつけた。「道中、既に様々な経験をしていたので、断崖のすぐ横を走っていてもとても楽しく感じました」とファン・デル・カーイ氏は振り返った。

(日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2018年4月9日付記事を再構成]

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