ポケット・付箋に変身… 自分流対応メモ&ノート9選
文房具の定番、筆記用具。これまでのペンやノートの機能はどれも横並びで大きな差はなかった。しかし、近年の文房具ブームを受けて機能が細分化。わがままや好みに合わせて、自分にぴったりのものを選べる時代になった。進化を続けるノート・メモの中から個性派の9製品を紹介する。
SNS売れしたノートがA6サイズに
中村印刷所の「A6判 ノート手帖方眼+横罫」は、ツイッターで話題となってヒットした「おじいちゃんの方眼ノート」の手帳版。水平に180度開くことができ、2ページの見開きを1枚の紙のように使えるのがメリットだ。全200ページで5mm方眼ノートと日付を入れられる横ケイノートを100ページずつ組み合わせている。日付欄がある横ケイのデイリーノートはスケジュール帳としても活躍する。
従来の方眼ノートと同様に180度フラットに開くことができるため、分厚くても文字が書きやすいのが特徴。
重さを大幅軽減、通勤・通学がラクに
製紙メーカーと共同開発した紙を使い、厚さをほぼ変えずに従来よりも約20%軽量化。5冊パックの場合、約120gも軽くなったため、多数のノートを持ち歩く学生に人気だ。書き心地などは従来と遜色ない。文字の大小を書き分けやすい「ロジカル罫」を使用したタイプの他、方眼タイプもある。
思い出を集約、ポケットが付いたリングノート
32ページすべてがポケット状になっている。飛行機のチケットや電車の切符といった旅行の思い出などを入れて感想を書いたり、買い物のレシートをまとめて簡易家計簿として使うこともできる。
ポケットは大きく、ポストカードも入るサイズ。ノートは無地で自由に使える。
3ページ以上を同時に見られる、蛇腹タイプ
複数ページを1度に俯瞰(ふかん)できるノートもある。「アコーディオンノート」は、蛇腹折りにした紙をまとめたノート。全ページがつながっており、「広げて見ることで書いた情報を時系列に沿って俯瞰できる」(土橋正氏)。ミシン目できれいに折りたたまれており、一般的なノートと同じように使える。ケイ線は7mm幅で書き込みやすい。広げれば時系列にページが並ぶので、仕事の進行管理や子供の成長記録などで役立ちそうだ。
付箋とメモ帳がドッキング
付箋にもなるミニサイズのメモ帳。ミシン目できれいに切り離せるため、書き込んだメモをノートなどに貼って情報を整理したり、伝言メモとしても使える。グリットタイプの他、無地やケイ線タイプも用意している。
リングのストレス解消、「斜め位置」で書き込みやすい
リングが斜めの位置にあるメモ帳。ページをラクにめくれるだけでなく、メモする際にリングが手に当たらないのもいい。無地の他、7mmケイやドット方眼を用意。印刷に関わる企業が結成した「印刷加工連」が開発した。
入れ替えや追加が可能、指で自由に開閉できるリング
独自開発の留め具で、ページを簡単に取り外せる。両端のオレンジ部分を内側に押すとリングがオープン。ページの入れ替えや追加が手軽にできるため、書きためた情報の整理などに向く。リングは軽い力で閉じられる。
ノートをひとまとめ、持ち運び便利な連結用カバー
A5スリムサイズのノートを1つにまとめられる。カバーの表紙と裏表紙の内側だけでなく、中央にも透明のポケットを用意。それぞれにノートを差し込むことで最大3冊を1つにつなげて持ち運べるようになり便利だ。
しっかり書ける、薄型軽量のA5サイズバインダー
立ったままの姿勢でもラクにメモを書き込めるバインダー。一般的なバインダーのような金属ではなく、樹脂製のクリップで用紙を上から挟む仕組みで、薄くて軽いことがメリットだ。A5サイズでコンパクトなのもいい。
[日経トレンディ2018年5月臨時増刊号の記事を再構成]
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