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書店員がおすすめ 新入社員が読んでおきたい4冊

2018/3/30

八重洲ブックセンター本店の川原敏治さんは、数字の使い方と語彙力の本をすすめる

ビジネス街の書店をめぐりながら、その時々のその街の売れ筋本をウオッチしていくシリーズ。今回は、いつもと趣向を変えて、定点観測している東京都心の書店で新入社員が読んでおくといいビジネス・経済書をおすすめしてもらった。学生生活から仕事モードにアタマを切り替えるのにちょうどいい4冊を紹介していこう。

■「数字の使い方」を伝授

選本をお願いした書店の一つは、八重洲ブックセンター本店。毎月訪れている定点観測書店の一つだ。ビジネス書を担当するマネジャーの川原敏治さんがまずあげてくれたのが深沢真太郎『入社1年目からの数字の使い方』(日本実業出版社)。3月下旬に出たばかりの新刊だ。「財務諸表や決算書より以前に、数字でのモノの考え方、伝え方を書いた本。社会人になって一番戸惑うポイントを突いている」というのが川原さんの推薦の弁だ。著者の深沢氏は「ビジネス数学」を提唱する研修講師。著者自身の言によれば、「『数字に強い』ビジネスパーソンを育成するプロフェッショナル」だ。

著者は言う。「学生時代に算数や数学が得意だったかどうかは、ほとんど関係ありません。仕事をうまく進めるためには、ちょっとだけ数字が使えればよいのです」。その方法を伝授するのが本書の中身だ。「数字を言葉として使う」「計算は言葉を組み合わせているものと考える」というのが、最も基本的なスタートライン。そこから始まって「一目置かれるようになる数字を使った報告の仕方・意見の言い方」や「データを活かせるようになる数字を楽しく読むための7つの基本」などが語られる。数字とグラフを使った資料づくりのコツや数字を使ったプレゼンテーションの技術にまで話が及ぶから、仕事術の基本の一冊として使い勝手のよいつくりだ。

■おじさん言葉への戸惑いを解消

もう一冊あげてくれたのが山口謡司『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)。17年1月刊で、著者の山口氏は書誌学、音韻学、文献学を専門とする学者。古典籍や言葉に詳しい人だ。その知識を元に「毎日の社会生活の中でぜひ使ってほしいと思う言葉」51語を選び、言葉の成り立ちや歴史をつづった本だ。

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