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女性管理職が語る

米で気づいた常識の違い 「選ぶのは自分」を忘れずに ECC取締役 塚田訓子氏

2018/3/29

塚田訓子・ECC取締役

管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。8人の女性管理職が交代で執筆します。今回は、英会話スクールを運営するECC取締役の塚田訓子氏です。

◇  ◇  ◇

私は今の職に就く前、夫の海外赴任に同行して米国に約5年間、滞在していました。そこで体験したことは「目からうろこが落ちる」と言っていいことばかりでした。

巨大なショッピングモールで見た大量の「モノ」と人々の旺盛な消費意欲には驚かされました。大きなカートに山盛りの買い物をしている人や車のトランクにたくさんの買い物袋を詰め込んでいる人たち。バレンタインデーやクリスマスに大量にやり取りされるプレゼント。次々に使われるカードや小切手。米国の人々の消費に対するエネルギーを感じ、「ショッピング」という行為に圧倒されました。

広々とした庭とプールのある大きな家。家の中には据え置きの洗濯乾燥機や食洗機。毎週来るガーデナー(庭師)とプールマン(プールの手入れをする人)や毎日自動的に水やりをするスプリンクラー。土地が広いことに加えて、低賃金の外国人労働者が多くいるからこそ、成り立つと思いますが、日本の住宅事情から考えると夢のような住まいでした。

小学生以下の子どもがいるお母さんは、ほとんど子どもの運転手のような状態になります。

米国では、子どもを1人で留守番させることは禁止されています。幼稚園や小学校も送迎が原則です。特にお迎えは、事前に学校に伝えている人しかできません。営利目的の誘拐を防止する側面があるほか、離婚して親権を失った親が連れて行ってしまうのを防ぐという理由もあるようです。

日本のように子どもが1人で家を出て学校に行ったり、お友達のところに遊びに行ったりすることは考えられません。どこに行くのも親が連れていくことになります。「子どもを守る」という感覚は日本とはまったく異なっていました。

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