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夜間操作禁止やアプリ制限機能 TONEがiPhoneでも 佐野正弘のモバイル最前線

2018/3/22

トーンモバイルはiPhoneに子ども用の機能を入れられるサービスを新たに始めた(写真はイメージ=PIXTA)

 800社以上がしのぎを削る、格安な料金で人気の仮想移動体通信事業者(MVNO)。カルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下のトーンモバイルは、その中でも異色の存在だ。子どもやシニア向けの独自サービスを、独自スマホとセットで提供してきた。そのトーンモバイルが新たにiPhone向け格安SIMの提供を始めた。子どもがスマホを使える時間を簡単に設定できる機能など、独自スマホと同じレベルのサービスをiPhoneでも実現するという。

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■端末とサービスの一体提供にこだわってきた

 トーンモバイルは自社でスマートフォン(スマホ)を開発し、スマホとSIMをセットで提供するという、大手キャリアに近いスタイルでのビジネスを展開している。端末とSIMをセット提供するMVNOはほかにもあるが、提供機種が一つだけで、SIM単体では販売しないというのは異例。他のMVNOがSIMフリーのスマホであればどれでも使えるというのを「売り」にしているのとは対照的だ。

トーンモバイルは女性誌「VERY」と共同で子ども向け機能の開発を進め、紙に書いた約束事を撮影するだけで利用制限ができる「親子の約束」など、従来にない機能を実現している
トーンモバイルはSIMとスマートフォンを一体で提供し、他にはない独自のサービスを実現してきた。現行機種の「TONE m17」は富士通コネクテッドテクノロジーズ製で、ハンドソープで洗える安心設計が特徴だ

 トーンモバイルの「売り」は安さと子どもやシニア向けの機能だ。

 料金は端末価格を除くと月額1000円と非常に安価。通常の通信速度は500~600kbpsに抑え、高速通信が必要な場合は別途チケットを購入してもらう、音声通話をIP電話にするなどの工夫によって実現している。

 子ども向けの機能「TONEファミリー」に関しては、主婦に人気の女性誌「VERY」と共同でサービスを開発するなど、親が頭を悩ませる子どものスマホ管理や安心・安全を実現する。一般的な子ども向けの安心・安全機能だけでなく、指定の場所に訪れると端末にロックがかかる「ジオロック機能」や、端末を使用禁止にする時間を設定できる機能などがある。

 「親子の約束」というユニークな設定方法も用意する。親子で話し合った上で、専用の用紙に子どもがスマホを使える時間や利用できるアプリを記述し、それを撮影するだけでスマホの利用制限設定ができる。

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