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九州 味めぐり

地産地消 五感で味わう肉・魚介 鉄板焼き「ステーキラウンジ煉」

日本経済新聞西部夕刊

2018/3/15

福岡・今泉の複合施設「季離宮」の一角にある。シックな雰囲気の店内でフランベの炎が勢いよく立ち上がる。鉄板の佐賀牛のステーキを焼き手が手際良く切り分けると、注文した「レア」に焼かれた艶やかな紅色の断面が現れた。店自慢の「五感で味わう」料理は箸をつける前から堪能できる。

鉄板焼き専門店として11年。肉は地産地消にこだわる。博多和牛や宮崎牛など、九州を歩き回る焼き手5人が意見交換して厳選する。

イラスト・広野司

佐賀牛の2つの部位を味わった。シャトーブリアンはとろっと口の中で溶け、しつこくない。数百種類の中から選んだ沖縄・屋我地島の塩をつけるとふんわりした甘さが際立つ。サーロインにはジューシーな肉のうまみが凝縮され、タマネギなど甘み豊かな有機野菜や、ソムリエの資格を持つ店員の勧める赤ワインと交互に楽しむ。

魚介類も自慢だ。「優コース」(1万円~)の唐津のアワビはふわふわした身に海のうまみを感じ、自家製のブルギニョンバターと相性抜群。

1組の客に1人の焼き手がつき、リクエストに答える。権藤武志料理長は「鉄板焼きに敷居の高さを感じる人もいるが、気兼ねなく楽しんでほしい」。受験の合格祝い、入学祝いなど時節に応じて特別メニューも用意する。家族や恋人と大切な一時を過ごす場に選びたい。

(荒牧寛人)

〈すてーきらうんじ れん〉福岡市中央区今泉1の18の25季離宮上2階電話092・737・1773

食べ歩きが大好きな地元在住のライターや日経記者が見つけた九州・沖縄のとっておきの味を紹介します。

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