イタリア&英国 2大スーツ強国の生地ブランドを知るこのタグ、どの国? どんな生地?

MEN’S EX

2018/3/20

【英国編】

■サヴィル・ロウのテーラーから愛される
[LBDハリソンズグループ]

英国の伝統に色気を添える / スミスウールンズ

1921年創業。かつてH.レッサーに劣らない名門として名を轟かせたマーチャント。「高品質&ベーシックな中に、さりげない色気や柔らかさをたたえた生地提案が巧みな印象です」



優れた品質と確かなリアリティ / ハリソンズ オブ エジンバラ

創業は1863年。政財界の顧客も多い同グループの中核をなす。「H.レッサーに比べ、リアルに着やすい素材が多い。非常にストイックでありながら、品位を感じさせるブランドです」



誰もが知る名門中の名門 / H.レッサー

1920年頃創業ながら、英国の生地ブランドの中でも別格と謳われる。「長く着ることのできる高品質な組織、時代に流されない確たる風格。ウールの品質も極めて高いことで知られます」



■伝統+革新の担い手 [テイラーロッヂグループ]

英国らしく、扱いやすい生地 / アーサーハリソン

創業は16世紀とも言われる歴史ある作り手であり、着るほどに身体に馴染む、英国らしい生地提案が光る。「同グループ内では最もリアリティのある、ベーシックな生地を揃えています」



ワンランク上の表現力 / バルマー&ラム

1931年創業。英国的な中にも独特のファンシーさを湛えた素材を主軸とする。「同じグループでも、たとえばエドウィン ウッドハウスと比べて、リアルに着やすい素材が多い印象を受けます」



某英国諜報員を思わせる佇まい / テイラーロッヂ

1883年創業の古参ミル。「華やかな柄モノというよりは、無地ベースの、しっかりした組織の英国素材を作るのがうまいイメージですね。ムダがなく研ぎ澄まされた生地作りで知られています」



ファンシーさとアーバンの融合 / エドウィン ウッドハウス

創業は1857年の老舗メーカー。「ファンシーさの中に英国カントリーのムードも感じさせる。カイノックに近いテイストもありますが、こちらはより都会的なニュアンスを備えた実力派です」



◇   ◇   ◇

〈併せて知っておきたい〉
ワールドワイドに生地を供給する2大マーチャント

【フランス】
洗練さの中に、大胆な表現も / ドーメル

英国産の毛織物を、フランスから世界に販売するマーチャントとして1842年に発足。「アマデウスやアイコニック、トニックなど、世界に名立たる洗練された素材を数多く有しています」



【ベルギー】
貴族的なムードと華やかさ / スキャバル

1938年、ブリュッセルにて設立。「右のドーメルも同じですが、ロシアや中東まで含め、全世界に生地を供給する最大手。生地にダイヤの破片を織り込むなど、ユニークな技法も特徴です」



撮影 / 谷田政史(CaNN)〈人物〉、若林武志〈静物、取材〉、上仲正寿〈取材〉、長尾真志〈取材〉、武蔵俊介〈静物〉、久保田彩子〈静物〉 スタイリング / 武内雅英 ヘアメイク / MASAYUKI(The VOICE) 構成・文 / 伊澤一臣 文 / 池田保行(04)、秦 大輔、間中美希子、吉田 巌(十万馬力) 撮影協力 / バックグラウンズ ファクトリー

MEN'S EX

[MEN’S EX 2018年3月号の記事を再構成]

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