「筑駒合格ならパソコン」で奮起 AI起業の西川徹氏西川徹・プリファードネットワークス社長が語る(上)

筑駒に合格後、約束通り、父親にパソコンを買ってもらいました。NECのPC-9801ESで、5万円ぐらいの中古品。それでも、初めてのパソコンだったので、すごくうれしくて、しばらく家ではそればかりいじっていました。

授業中は、授業を聞かずにパソコンをやっていた。

筑波大学付属駒場中学高校(東京・世田谷)

中学に入ると、コンピューターへの関心はさらに深まり、中学2年生の時にノートパソコンを買ってもらいました。それを学校のロッカーにしまっておき、あまり関心のない授業の時は、授業中に堂々と机の上で開いて、プログラミングをやっていました。

当時はノートパソコン自体が珍しく、ましてやそれを授業中に机の上で開いている中学生なんて、日本中探してもおそらく私しかいなかったと思います。

当然、教室の中では目立ちます。しかし、机の上のパソコンに関して何か言ってきた先生は、一人もいませんでした。

そんなことができたのも、筑駒の自由な校風のおかげだと思います。もしうるさい校風や指導方針の学校に行っていたら、授業中にパソコンをいじることもできず、これほどコンピューターにのめり込むことはなかったかもしれません。

授業中にパソコンでプログラミングをしていたぐらいですから、筑駒時代の私は、基本的に不真面目な生徒でした。試験の成績も悪かった。

ただし、面白いと思った授業は、とことん勉強しました。特に印象に残っているのは、中学の時の生物の授業です。先生がとてもユニークで、教科書を使わず、本来なら高校か大学でやるような内容を中学生に教えてくれました。面白いから、こちらももっと深く知りたくなり、学校の図書室で本を借りたり、書店に行って専門書を買ったりして勉強しました。筑駒の図書室は、大学生が読むような難しい本も多く、非常にためになる図書室でした。

(ライター 猪瀬聖)

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